信子「と言うわけで、今週も
足利市民プラザに来てるという、また演劇を観るというわけでございます」
歩「結構遠いですね。普段全くこっちの方来ませんし」
信子「そうよねぇ。こっちに来る理由ってそんなにないものね。で、どうなのよ?このU企画の『天使は瞳を閉じて』はさ」
歩「まずアマチュア演劇自体が初めてなんですけどー、かなり面白かったです。始め劇の説明だと放射能で人類がいない世界でどうのなんて書いてあったのでちょっと重い話かな?って思ったんですけど、結構コミカルでコメディみたいなノリでありながらも、やっぱり重い感じになっていくのが良かったですね」
信子「でしょ?それにあたしが初めてアマチュア演劇を観たのが今年なんだけど、その中で一番初めて観た演劇であるファイナルクエストを演じた
SHIBAI集団△Projectってのがあったんだけど、そこの役者が出てたんでビックリしちゃった!うわ!知ってる役者がいる!ローカル中のローカルだけど、何かしら影響の与えられた人の印象って憶えてるものねぇ。ああ、これは先週のブリスマの劇でも思ったけど」
歩「へぇ、そうなんですか。私なんて全員知らない人って感じでしたけど。でも、今回の劇に出てた役者の人は印象に残りましたね。でも全員個性的だったけど、次違う劇で観ても憶えてるものかなぁ」
信子「案外憶えてるもんよ。あの人、今回こんな役やってるぅって思うの。ああ、でも今回の面白かったなぁというか、結構みんな良く動いてたし、コメディ的なところも勢いで行ってくれたから、考える前に感じたわね」
歩「なんか全体的にすごかったです。あの見えない壁を毎日攻撃してる人の中継を3Dテレビとして表現するのは良かったですね。あれ何度も衣装違ってやってるから、じわじわきましたよね」
信子「あのキャラ良かったわねぇ。あと結構女性が攻めてるというか、恥じらいも捨てて演じるとなんかくるわね」
歩「始めは明るい脳天気キャラだったのにだんだん悩みというか落ち込みみたい状況になっていったり。良かったですね」
信子「こういうのみるとさぁ。人に感動みたいなものを与えられるって素直に良いなぁって思うよ。テレビで楽してお金儲けてる人もいるのに、こんなに頑張ってお金的な物も苦労して、一回一回公演してるんだろうなって思うと、どんな形の劇でも応援したくなる」
歩「飽きっぽい信子さんがこれだけハマるのって珍しいですね」
信子「そ、そんなことないわよ!あたしは良い物はいいって思うってことをね」
歩「私は良い趣味だと思いますよ。それに結構お客さんも入ってたし。これからも連れてきてくださいね」
信子「歩ちゃん。うん、そうするー」
歩「次は再来週ですか。足利市民プラザ演劇祭」
信子「そうだねー。それにほら配られたチラシにもちょろちょろ情報があるからこれも見ないと」
歩「あ、ホントだ。でもアマチュア演劇なんてやってたんですね。全然知らなかったですよ」
信子「ホントよね。もっと新聞とかが後押ししてやればいいのよ。全く」
歩「でも人気出過ぎて観られないのも困りますね」
信子「それもねぇ。でも無くなるよりはいいと思うわ」
歩「それはそうですね」