単純所持によって逮捕されるというのは人間の自由を奪うことで、麻薬や日本の銃のように簡単に手に入らない物で警察も取り締まってるものや犯罪に繋がる事が安易に予想されるのにも関わらず、逮捕が出来ないものについてなら理解も出来るが、児童ポルノというそのものが曖昧であり、国内において存在を消すことの出来ないものを単純所持で逮捕できるというのは行きすぎている。もしも児童ポルノ単純所持で逮捕される世界を作るのであれば、しかも１８歳未満を児童と定義するならば、１８歳未満の男女問わず子供は国外追放しなけば、親が子供の写真を撮っただけでも逮捕要件になりかねない。そんなバカな話があるかと思われるかもしれないが、規制というのはいつだって行きすぎるそういった事態にまで発展するし、過去にもしてきた。
さらにアナログ社会であった過去であっても児童写真所持を規制するとなると相当なものだが、今のようなネット社会において画像データとなると思わず訪れたサイトにあっただけであってもPC内には保存されてしまう。性的な思いなどなくても逮捕要件を満たしてしまうことだって有り得る。さらに単純所持による逮捕が国際的な流れと言っているもののそれがどんな事態を引き起こしているか、時間をおいてもう少し様子見るべきだ。
日本では最近大きな冤罪が証明されたばかりだ。きっと裁判員制度の始まりによって警察や検察は冤罪回避の為にこの児童ポルノ法の改悪によって、始めに捕まえた事件は冤罪であっても児童ポルノ単純所持で捕まえたいのだろう。これは人が自由に生きるための戦いだ。こんなものがまかり通ったなら、国民全てがパソコンを通じて犯罪者にされかねない。
確かに児童虐待は重大な問題ではあるものの、それを所持者やましてはここまで曖昧な定義のまま、単純所持で逮捕してしまっていいのだろうか。自由なんてものはしっかり守らなければいつの間にか失われてしまう。我々はいつ警察に逮捕されるかという事態にびくびくしながら生活しなければならない社会を望んでいるか？日本人も自ら自由を勝ち取らなければならない時代になったのかもしれない。
だいたいなんでこうも急速に範囲の広い何でも逮捕法になってるんだよ。
この自民の誰でも逮捕法を訴えてるのが葉梨康弘議員で茨城第３区の住民が選んだ議員だ。きちんと茨城の人はそのことを認識すべきだ。それともこれが茨城の総意か。
それから、この至極まともなことを質問してる議員は保坂展人議員は社民党の議員。杉並区(東京8区)で公認されたらしいので、この良識ある人を杉並区の人がしっかりと拾い上げて欲しい。
いつも比例で社民に投票していて本当に良かったよ。
↑この一場順子案を支持
