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コンピュータミシンの風景

朝刊
09 /17 2012
信子「うおーい。届いた。やった」
益利「何買ったんだ。そんなに大きい箱物って相当だぞ?」
信子「いやぁ、ミシンが欲しくってさぁ。安いのでいいから何か良いの無いかなぁ?と思ってネットで探してたら、なんとジャガーのコンピューターミシンが14000円くらいで買えるじゃないの?だから買っちゃった」
益利「コンピュータミシンだと…?お前、普通のミシンも使ったことねえだろ…」
信子「まあ、そうだけど使ってれば慣れるわよ」
益利「まあなぁ。しかし、コンピュータミシンがDSよりも安いのか。なんかそっちの方がスゴいな」
信子「本当はトヨタの電子ミシンシンガーの160周年記念モデルがカッコ良かったから欲しかったんだけど、コンピュータミシンで14000円に惹かれてこっちにしました。シンガーの奴はカッコいいけど、素人が扱う値段じゃないわ」
益利「まあ、初めてで遊び半分で5万円はデカいな。確かにカッコいいけど。つーかトヨタのミシンカッコいいな。このデザインセンスを車で発揮できないのか」
信子「でしょー?トヨタのミシンカッコいいのよ。なんかミシンのデザインってママが使う物って感じのデザインばっかりだからねぇ。このジャガーのコンピュータミシンもそうだけど」
益利「しかし三十種類の縫い方とかコンピュータミシンはさすがだな。いいな、オレも欲しいくらいだ」
信子「手芸道具に詳しい男ってどうなの?」
益利「うるせえ。機械ってのはこういう機械的のを言うんだよ。フィルムのマニュアル一眼レフとかバネの力であのシャッタースピードを作ったり。今の電子的な機械ってのはどうも好きじゃねぇんだ」
信子「あ、そう。とりあえず試しに縫ってみるけど、見てよ。この縫い。やっぱり断然ミシンよね。なんつーかものつくりしたくなると言うか」
益利「最近、やたらとものつくりに興味あったみたいだけど、行き着く先は手芸か。良い事だ」
信子「なんでそんな手芸に理解があるんだ…」
益利「昔、湘南爆走族っていう暴走族漫画があったんだんだけど、あの主役の江口洋介がバイクの天才であったのと同時に手芸の天才だったんだよ。それでオレも影響されてなぁ」
信子「手芸やってたのか…。あんたも色々やってんのねぇ」
益利「ちょっとオレにも縫わせてくれないか?」
信子「やーだー。コレ、アタシノーだしー、みたいなー」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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