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予想外の値上がりの風景

朝刊
11 /22 2010
信子「値が上がってる…。なんてことなの…?あたしが相場を読み違えるなんて…」
益利「え、相場?何の話してんだ」
信子「だって、ほら。30%も値が上がってるじゃない!これを暴騰と言わずになんて言うの?!」
益利「いやだって、ほらキャベツだし…」
信子「そうよ!キャベツよ。198円だったのに298円になってる!ここだけかと思って他に行っても248円でやっぱり値段が上がってるのよ!もうキャベツは高級食材よ!」
益利「あー、ソウデスネー」
信子「冗談はおいといて。しっかしここまで値段を上げるとは本当に予想外だわ。高い高い言われてた200円から、頭の悪そうな農水大臣が何とかする的なこと言ってたから値段が下がるかと思ったら、やっぱり価格は正直だわ。一気に値を飛ばすんだから。やっぱりキャベツは上げ相場だったのよ」
益利「しかし、300円になるとさすがに高いと感じるな」
信子「まあ、白菜とかレア食材だしね。もう4分の1サイズが当たり前。子供の頃は白菜が丸々一つが並んでたのにねー。いつからこうなったんだか」
益利「商品価格の上昇の理由探して、見つけたとしても何も出来ないもんだけどな。見つけた頃には価格が落ち着いたりするだろうし」
信子「そんなキャベツが手に入らないので開発したのが柿とキュウリのサラダよ」
益利「なにそれ。果物と野菜ってどうもな」
信子「あたしも野菜と果物を混ぜるのは好きじゃないけど、前に大量に買った柿が余ってたのと飽きてきたので、キュウリと混ぜたわけよ」
益利「へえ。珍しく料理みたいな事を」
信子「そりゃ少しはするって。んでその柿とキュウリの相性がばっちりなわけよ。甘すぎないけど歯ごたえが物足りない柿と味はないけど歯ごたえのいいキュウリを一緒に食べるとあら不思議。絶妙なほのかな甘みと歯ごたえがいいの。イチゴとかリンゴは甘すぎて野菜と相性が悪いし、アボガドって味があるんだか無いんだかでどうも好きになれなかったけど、柿は野菜に丁度良い甘みなのよね」
益利「お前がそこまで言うなら、食ってみたいな」
信子「あー、いいけど-、もう柿がないのー。買ってくれたら作ってやるわよ。キュウリはまだあるから」
益利「それならキャベツ買った方がいいんじゃないか?」
信子「キャベツを買うか柿を買うか、それが問題だ」
益利「まあ、値が上がってる時は逆らわないのが相場の常道だけどな」
信子「キャベツを買おう。しかし、たけーなぁ」

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黒崎銀二

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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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