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ルーパー観てきた

朝刊
01 /15 2013
 映画ルーパーを観てきた。面白いんだけど、説明しづらい映画だなぁ。
 管理されてて人殺しの出来ない未来から現在にタイムスリップさせて現在の人間が転送後にすぐに銃で撃ち殺して死体を処理する。主人公はそんなルーパーと言われる掃除屋をしてる若者だけど、このルーパーはいつか未来の自分も撃ち殺すことになる。これはルーパーをやる上で必須条件だし、本人達も未来の自分を撃ち殺しても未来の自分には金が縛り付けてあるし、未来の自分を殺したところで現在の自分が消えることが無いために、豪勢に仲間と遊びに浪費する。
 そんな時にふとしたことから送られてきた未来の自分を仕留め損なった主人公は未来の自分を殺そうと追うが未来の自分は凄腕の殺し屋で役者はブルースウィリス。まあ勝てる相手でないわけだけど、無敵のブルースウィリスも現在の自分を殺されると消えてしまうためにこの若造を助けないといけないというジレンマ。そしてこの未来の自分はこの現在に生まれて間もない未来の組織のボスを捜して殺そうとしている。この面倒くさい設定で良く終わらせたと思う。
 このルーパー観て思ったんだけど、もしかしたらタイムトラベル技術が開発されたら、その時間軸は自然と技術が開発されなかった流れに修正されざるをえないのではないか。
 もしも今その技術もしくはその基礎になる理論が出来てしまった場合、人は間違いなく下心を持ってタイムトラベルをする。映画の時間旅行物では綺麗に時代を修正しようとするものの、リアルで過去に遡った場合、何かアクションや話しかけただけで相当な未来への影響が起こる。ましてや技術が実用化された場合、必ず誰かがそれを悪用する。悪用しなくてもなんらかのアクションをするだろう。そのたびに未来は少なからず影響を与え続ける。タイムトラベルが開発された時代の前後は大きく何度も修正される。下手をするとその時間帯から歴史が積み重ねられずに時間は何度も何度もその時間を繰り返すことになる。そんな中にタイムトラベルを否定する人がいた場合、過去に戻ってタイムトラベルに関する理論を開発する人が生まれないようにするか理論を消失させてしまう。そうした場合未来にタイムトラベルが生まれない為に時間は修正されずに時間を積み重ねていく。時間が素直に進んでいく時代を生きてると言うことはこの先もタイムトラベルが開発されてない時代だとも言える。もしもタイムトラベルが開発されている時間軸を生きていたなら、間違いなく未来人はとっくの昔に現れているわけだ。
 タイムトラベルの理論はもしかしたら、あるのかもしれないがそれを発見した場合の時代は未来人に過去を踏みにじられていて、間違いなく何度も何度も誰かに修正されている時代になっているはずだ。それにタイムトラベルを開発した人がいた場合、間違いなくそれ以降の時代はタイムトラベルを開発した天才が殺されるか生まれないようにされるまで何度も修正される事を繰り返す。だから、タイムトラベルの研究などしたとしても結経未来人に殺される為に研究などしない方がいいわけだ。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
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2007年8月31日開設
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