信子「ミュージカルユニットcabo観てきましたっと」
益利「そりゃお疲れさん。で、どうだった？」
信子「良かったよー。榛名湖の伝説の話っていうんだけど、これが長野業正とその家族と滅亡の話だったなんてねぇ」
益利「長野一族かぁ。業正は武田信玄の攻撃を防いだ守りの猛将だったけど、業正亡き後は悲惨だからなぁ」
信子「忠臣だった上泉信綱だけは剣聖として有名だけど、長野業正は群馬でも知らない人がいるしねぇ」
益利「地元でも箕輪城跡は心霊スポットとしては有名だけどな。まあ、心霊スポットになるだけの悲惨な終わりだったしな」
信子「その業正の末娘が榛名湖の龍神の子という事になって、伝説と長野一族の話が絡み合っててなかなかいい話だった。長野一族の話はそれだけでちょっと悲しくなるのは上野の民の宿命かしら」
益利「いや多分過去に『業政駈ける』を読んだからじゃないか？」
信子「そういえば、そんなの読んだねぇ。懐かしい」
益利「業正は真田幸隆が武田信虎に追い出された時に保護してたという事で大河ドラマに出るくらいだからなぁ。武田信玄のドラマでは業正を攻めきれなかったなんて事は描かれないしなぁ」
信子「守りの猛将はドラマ映えしないわねぇ。なんか群馬の武将らしいって言えばらしいけど」
益利「それにしても長野業正か、過去に萩原朔太郎もやったろ？」
信子「caboはね」
益利「こうなると残る群馬の英雄は国定忠治だけだな」
信子「クライマーズハイのエンケンさんが言ってたわね。結局有名なのは国定忠治なんだと」
益利「まあ、今の若い子は国定忠治知らないだろうけどなぁ」
信子「群馬のギャンブラーは国定忠治を理由にしてるけどね」
益利「俺達も似たようなもんだけどな」
信子「そうね」