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日経平均9,142.64-10.56

値上がり率ログ
11 /21 2012
15:10 11/20 2012
値上がり率上位/日本市場全体/デイリー
順位 コード 銘 柄 名 値上がり率(%) 取引値(円))
1 3080/HC (株) ジェーソン +25.38 247
2 2385/マ (株) 総医研ホールディングス +23.08 16,000
3 7863/HC (株) 平賀 +20.13 382
4 1739/HC (株) シード +19.34 31,100
5 2372/東1 (株) アイロムホールディングス +18.84 4,415
6 8946/HC (株) 陽光都市開発 +18.82 9,470
7 4579/HC ラクオリア創薬 (株) +16.62 456
8 3665/マ (株) エニグモ +16.37 7,110
9 3347/マ (株) トラスト +16.09 10,820
10 2388/HC (株) ウェッジホールディングス +16.04 10,850
11 3641/HC (株) パピレス +15.86 5,150
12 8462/HC フューチャーベンチャーキャピタル (株) +15.62 7,400
13 9133/HC (株) 東栄リーファーライン +12.38 227
14 7992/東2 セーラー万年筆 (株) +11.43 39
15 3393/マ スターティア (株) +11.40 1,915
16 1418/HC インターライフホールディングス (株) +11.37 235
17 7602/東2 (株) カーチスホールディングス +10.53 42
18 4813/マ (株) ACCESS +9.91 58,800
19 1788/HC (株) 三東工業社 +9.71 113
20 3140/HC (株) イデアインターナショナル +9.65 500
21 5202/東1 日本板硝子 (株) +9.46 81
22 3624/マ アクセルマーク (株) +9.16 44,100
23 4798/東2 (株) L’ALBAホールディングス +9.09 12
24 3587/HC (株) プリンシバル・コーポレーション +9.09 12
25 7747/東2 朝日インテック (株) +8.82 2,900
26 6494/HC (株) NFKホールディングス +8.57 76
27 3653/マ (株) モルフォ +8.46 1,128
28 8202/東2 ラオックス (株) +8.33 26
29 4686/HC (株) ジャストシステム +8.30 248
30 3658/マ (株) イーブックイニシアティブジャパン +7.87 1,920
31 8769/HC (株) アドバンテッジリスクマネジメント +7.86 15,100
32 9378/HC ワールド・ロジ (株) +7.50 2,451
33 8836/HC (株) RISE +7.14 30
34 3787/マ (株) テクノマセマティカル +7.06 72,800
35 7432/HC (株) ダルトン +6.73 111
36 9474/東1 (株) ゼンリン +6.71 1,098
37 3765/HC ガンホー・オンライン・エンターテイメント (株) +6.70 605,000
38 1491/東2 中外鉱業 (株) +6.67 16
39 8702/HC スターホールディングス (株) +6.57 211
40 8923/東1 トーセイ (株) +6.42 35,650
41 9130/東1 共栄タンカー (株) +6.40 183
42 6063/HC 日本エマージェンシーアシスタンス (株) +6.39 1,831
43 8934/東1 サンフロンティア不動産 (株) +6.37 51,800
44 8944/東1 (株) ランドビジネス +6.27 39,850
45 3854/HC (株) アイル +6.25 442
46 6121/東2 (株) 滝澤鉄工所 +6.19 103
47 6254/HC 野村マイクロ・サイエンス (株) +6.04 316
48 4556/HC (株) カイノス +5.99 354
49 3719/HC (株) ジェクシード +5.88 90
50 4344/東1 ソースネクスト (株) +5.80 365

デフレ体質がインフレに耐えられるか

朝刊
11 /21 2012
日銀の独立性尊重を=物価目標3%は非現実的―白川総裁【12衆院選】
 なんかもう白川総裁がかわいそうで。白川総裁を堂々と応援してるのはきっと僕くらいなんじゃないかと思えるほど、日銀への風あたりは強い。声の大きい経済ナンチャラスト達が声高に言うせいもあるだろうけど、たいていあそこらへんが口を合わせて大声を上げた時はろくな事がない。酷い時代になっても経済ナンチャラスト達は「あの時の私は間違ってましたが、今回は私の言うとおりです。政府日銀はこうすれば景気は良くなります」と言うに決まってるというか、そういう仕事だし。
 ぶっちゃけお金を市場に回すことの話ばかりで、規制緩和もしないまま、新商品新サービスもないままのインフレというのはただただテレビの価格が下うって上がるとか、欲しいわけでもない物がみんな値段が上がるという地獄のような世界になり、当然原油価格が上がってガソリンも高くなり、輸送費が上がり、インフレでも賃金は上がらずに、会社員は休日に労組の集会に出て、またそこで菅直人二世みたいなプロ市民が生まれ~の流れが日本的な情緒というか。
 日銀がどんなにお金を積んだところでそれを借りる人がいないので市場に出回るわけもない。自民党は国債を日銀が引き受けて、そのお金を政府が道路とか造る事によって、市場にお金を巻くという昔ながらの自民党的なお金の撒き方。お金の撒き方としては一番効率がいいのは認めるけど、結局そのお金が作る仕事って穴掘って穴埋めてたりする仕事が増えたりする。
 まあ、外需企業が儲けてる時代ならそれでもいいけど、今はそんな事に使うお金があるなら、もっと外貨を直接稼げるような技術を育てるための投資に使ったり、プロスポーツ選手作って、海外のプロ大会から外貨を稼ぐとかそっちの方向に使わないと、家電も海外企業にやられた日本では外貨獲得が車だけになりかねない。その車も奪われた時には穴掘って穴埋める仕事をやらせるお金も無くなってしまうわけだ。
 とにかくまず一に規制緩和、二に規制緩和。三四も規制緩和で最後の最後で日銀。とにかく規制緩和することによって、今のマンガ界のような一発当てれば大成功、当たらなければ一生フリーターのような業界を作りまくる。そうするとそこに人と才能とお金が集まり、人が集まれば品質の高い物が生まれ、今のマンガのようになり外貨獲得と日本の宣伝にもなる。
 だいたい今の息苦しく、新規事業を生み出すにも規制ばかりで起業なんてできやしない日本で、ただただお金を流しても需要なんて生まれるわけがない。まったく新しい想像すらしなかったビジネスをやろうとすれば省庁またいで山のような許可申請が必要だったり、時間も糞やたらかかったり、そんな状況でお金を借りてまで起業する人もいないし、金を借りるにも連帯保証人が必要だったり。日銀がお金を用意しても連帯保証人がいなければ貸してくれなかったり。連帯保証人制度なんてのがあるのも問題なわけで、これも規制緩和で無くしてしまう。というか連帯保証人なんて連帯保証人からみたらうまみがまるでない契約も珍しいし、普通なら部屋借りるにも連帯保証人が必要だったりするのに、国家公務員は宿舎が国から用意されるわけで、そういう煩わしさから官僚は解放されてる。
 それにインフレが一番嬉しいのは、天文学的な数字の借金をしてる政府なわけでインフレが起きた場合、財務官僚は笑いが止まらないんじゃないかと思う。天文学的な借金の重みが軽くなる分、その反面、日本人の貯蓄の価値も目減りする。貯金なんて無いから、自分には関係ないと言うネットの人が多いが、ラジオでは妻がへそくりで一千万貯めてたとかザラにある。妻が貯めていた老後の貯蓄がインフレによって没収に近い形で価値が目減りする。自分は貯金が無いから関係ないと言う人は確かにその人の資産はそんな物かもしれないが、家族や親類まで含めた時に関係ないと言える人が少なくなるのが貯蓄大国日本の真実だ。その証拠に未だにオレオレ詐欺の被害は甚大だし、一件一件の被害額もシャレになってない。
 要するに政府や財務官僚の求めるインフレとは、国民の貯蓄を国の借金の穴埋めに使ってしまうのと実質同じ事な訳だ。一万円の価値を今の一円にまで落としてしまえば、借金はかなり軽くなるが、一千万円の貯蓄が今の千円の価値になってしまうわけだ。妻が必死に貯めた一千万が千円にまで落ちてしまう。まあ、そこまで貨幣の価値が落ちるものかと思われるかもしれないが、今生きてる年寄り達の若い頃の物価からは貨幣の価値はデフレデフレ言われてる今でも10分の1になってる。まあ、貨幣は緩やかに価値が落ちていくのが好ましいが過激な金融緩和はリスクが大きいし、何よりこの国は原油という現物資産を常に買い続けないと国が回らないわけで、本来はドルユーロよりも原油価格を安定的に買える通貨価値をキープするのが日本の貨幣戦略なわけだ。そのために過去には日本は日本人が海外旅行する時に持って行けるお金を制限していた。外貨流出を抑えることに大蔵省が神経質になってた時代だ。日本は独特な環境のために安易に通貨が安いのがいいとも言い切れない。原油が高くなってしまえば、速攻でオイルショックとパニックを起こす国なわけだ。地熱や太陽光、風力で最低ラインの電力を自前で確保できるならまだしも、まだまだ原油に頼ってるわけで、原油価格の軽視はリスクが高すぎる。
 あと、何より怖いのがインフレ待望してる人達が若すぎるということもある。デフレになってから相当長い時期が経ってるので、下手すると30代以下の子はインフレがなんなのかを体験していない世代だと言うことだ。インフレを体験したことのないまま大人になったという世界でも珍しい価値観の巨大な世代なわけだ。
 欲しい物は待ってから安く買った方がいいというのが当たり前の世代に、欲しい物は売ってるうちに買わないと買えなくなると言う価値観の時代が生きられるのか、その時代を本当に彼らは幸せだと思えるのか。まあ、相場をやってればプチインフレ状態の株価が上がっていく株などもあってワクチン程度の体験は出来るが、普通の人はそれすらも体験していない。オモチャでは過去のたまごっちブームなどもインフレのような状態だ。買いたくても買えず、大金を払ってでもあんなオモチャを欲しがるわけだ。ああいうブームもプチインフレ体験になるものの、最近ではそんなオモチャすらない。まあ、iPhone、アイパッドミニあたりがそれに近い気もするが、そこまですごいブームでもなく、パフォーマンス的な行列ばかりだ。
 しかし、よくよく考えて見ると日本の若者というか青年世代は、預金金利のうまみも知らず、インフレも知らずに生きてきてるという世界的にも珍しい世代なわけで、この世代がもしも本当にインフレになった時に、そのインフレの恐ろしさにどんな顔と感想を持つのか興味のあるところだ。まあ、間違いなく今インフレを叫んでる経済ナンチャラスト連中をバッシングするか、彼らは姿を消すから、あの頃○○って奴がインフレにすれば全部まるく収まるとか言ってたんだぜ、なんてネットで思い出されたりするだろう。そう思うと、金子哲雄さんの流通ジャーナリストくらいがテレビやラジオで言うのはちょうどいいんじゃないかと思う。あれなら毒はないし、何より未来を語らない現在の経済を、今これがお得!って言うのは未来から現代を振り返った時に叩かれる事もないし。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
投資法は現物買い推奨
投資による損失は自己責任でお願いします。
福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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