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花粉症しんどいの風景

朝刊
03 /26 2012
信子「そういや、抹茶ラテってあってさぁ。飲んでみたのよ」
益利「へえ。どうだった?」
信子「これが結構いけてたの。人によっては缶コーヒーよりも好きかもね」
益利「まあ、抹茶ミルクは間違いないよな」
信子「それにしては商品が少ないよねぇ」
益利「こっちは花粉症がキツくってもううんざりだよ」
信子「なんか薬飲んでみたら?効果あるかもしれないし」
益利「薬物アレルギーとかあるから、薬って怖いんだよなぁ。そんなわけで点鼻薬ってのを買ったんだけど」
信子「点鼻薬って…。点眼薬は目薬だから、鼻にシュッてやるやつ?」
益利「そんなやつ。それで物は試しでシュッてやってみたら、割と鼻の通りが良くなったよ」
信子「へえ、ああいうのも効果あるんだぁ。やっぱり薬って侮れないね」
益利「まあな。こんなことならもっと若い頃からシュッとしておけば良かったよ」
信子「毎年鼻がかみすぎでガビガビだったしね。今も赤くてそうなりかけてるし」
益利「飲み薬とかだと眠くなるって言うじゃん。それにアレルギーも怖いし」
信子「意気地ないねぇ。男ならバシッと全種類飲んでその中で一番相性の良いのを決めるくらいしなさいよ」
益利「市販薬ってのも結構高いんだぞ」
信子「春になる度に生きづらい人生送るってのも人生損してると思うけどね」
益利「本当に春は花粉が無ければ天国なんだけどなぁ。花粉のために四季の中でも最下位かもしれないなぁ」
信子「そういえば花粉にアレルギー反応してるってことは花粉で喘息とかなったりしないのかな?鼻水とくしゃみだけだからまだいいけど」
益利「花粉喘息とか勘弁してくれ」
信子「でも最近咳してる人多いような気がするんだけど。あれってその始まりじゃないかなぁって」
益利「まさかぁ。ああ、本当に花粉症完治ってできないもんかな」
信子「アレルギーこそが人類が乗り越えるべき問題かもね。衛生すぎるってのも難しいわねぇ」
益利「寄生虫がいれば花粉症にならないなら、飼いたいもんだな」
信子「昔ギョウ虫検査とかしたわねぇ。懐かしい。もう絶滅危惧種だったりして」
益利「世の中ほどほどがいいっていうか、ほどほどでないと問題が起きるって良く出来てるよ」
信子「体調も経済も政治も人間関係もねぇ。本当に良くできてるわ」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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