2ntブログ

仮面ライダーエターナルの風景

朝刊
09 /12 2011
信子「久しぶりにこれが観たくなっちゃったのよねぇ…」
益利「お、何かDVD観るのか。俺にも見せろ」
信子「うわ。おっとっと。このDVDはその~…」
益利「なんだその歯切れの悪さは。そんな見せたくないDVDなんてあるのか?見せてみろ」
信子「う~…。これでーすーよー」
益利「ちょ!お前、これ買ってたのかよ!ディレクターズカットの劇場版仮面ライダーW AtoZ仮面ライダーエターナルのDVDじゃねーかっ!俺も観たいぞ!つーかエターナルはまだ観たこと無いし!」
信子「えへへ。つい観たくて安くなかったけど、Amazonで買っちゃった。Amazonオッケーよ」
益利「それはいいけど、なんで俺に隠すんだ」
信子「それはぁ、独り占めしたかったから。だってー、女のあたしが仮面ライダーのDVD買うなんて恥ずかしいじゃない?」
益利「普段はそれ以上に恥ずかしい事でも平気なクセに変なところ女だな。それでこの二本はいいのか?劇場版の方は観てるから知ってるけど、増えた分は気になるし」
信子「まあ劇場版は細かいところが増えてるけど、印象としてはそんなに変わらないかな。でも見直すならディレクターズカットの方がいいわね。細かいところがあるだけで物語が深くなるし」
益利「なるほど。そっちはいいとして、気になるのはこっちだ。仮面ライダーエターナル。これはどうなんだ?」
信子「ふっふっふ。こっちはねぇ。超面白カッコいいのよ!まずメインが劇場版での敵だったNEVERが傭兵時代の話になるんだけど、元々NEVERって個性がしっかり分かれててバランスが良かったじゃない?その魅力がかなり引き出されてる。特にスゴいのは劇場版仮面ライダーWで本来なら要らない演出である次期ライダー顔見せのシーンで『イケメンだけど強い!キライじゃないわっ!』の名言を生み出した須藤元気さんの伝説のオカマキャラがさらに洗練されてて見事なの!メイキング観ると須藤元気さんのアドリブみたいだけど、ものすごいパワフルな名言に共演者が笑うのを我慢するのに大変そうなの。この泉京水の存在は発明だわ。それがこのエターナルで完成してるの。戦闘シーンも関節技だったり、女性に対して冷たい言葉を言ったりと、劇場版仮面ライダーWのオカマキャラに魅力を感じた人は絶対に観た方がいいわ!」
益利「うん。なるほど。須藤元気さんのキャラは確かに濃かったけど、エターナルではもっとスゴいのか。他は?」
信子「物語はNEVERの女の子が加入するところから始まるんだけど、他のメンバーの加入の話とか大道克己の人間性とかカッコ良く描かれてる。大道はもともと冷たい感じだけど、劇場版ほど冷酷じゃないのよね。むしろ彼は同じ死体であるNEVERの仲間が増える事だけを喜んだり、財団Xの被験者達には違った能力者でも仲間意識がある。でもその考えは劇場版でもフィリップ君に見せた仲間になれって言葉にも通じるのかも。でも劇場版では利用する目的だったけど。あ、そうそう。今回は他の財団Xの実験者達である超能力強化人間達のために戦いなのよ。そこにNEVERがやってくる。NEVERは不死の体と強化された身体能力の兵士。まあ死んでるんだけど。それに対するは超能力を使える人間達。そこにさらに財団Xとエターナルメモリが絡んでくる。というかこの話でなぜ大道がロストドライバーを持っていたのか、劇場版でエターナルだけをピンポイントで取ったのか。劇場版の説明が片付くわけよ。ある意味劇場版Wとエターナルは二つで一つと言っても良いくらいの作品なの」
益利「なんか、スゴいな。とにかくスゴいことだけはわかった」
信子「でしょ?じゃあ、あたしはこれで。これを観ないといけないから」
益利「ちょっと待て。俺も一緒に見せてくれてもいいだろ?」
信子「えぇぇ…。一人で観ないと思いっきり泣けないじゃないのー…。はぁ、いいわ!須藤元気さんのオカマキャラに注目してみてよ。本当に素晴らしいんだから。あと大道の渾身の台詞がもう超カッコいいんだけど、それは観てからのお楽しみね」
益利「やった。いやぁ、観たかったんだよ」
信子「本当にNEVERのメンツというかこの五人組は完成度が高いのよね。本当に仮面ライダーエターナルでもっと作品を続けて欲しい。というかこの仮面ライダーエターナルを劇場公開すれば良かったのに。これならかなりヒットしたと思うけどなぁ。あたし的には劇場版Wよりもエターナルのが好きだし。またどこかでNEVERと会いたいわね」
益利「劇場版Wで完全に消滅しただろ。死んでたから死んだとは言えないけど。あの続きとなると難しくないか?」
信子「あの時、エターナルは全てのT2メモリを装備してたじゃない?そのメモリの力を最期の瞬間に使って復活してるとかあっといいと思うのよねぇ」
益利「まあ何でもありだからなぁ。仮面ライダーの世界は」
信子「NEVERは無理でも須藤元気さんのオカマキャラだけは評価されて欲しいわ。あれだけは次元が違うもの。あ、仮面ライダー555のオルフェノクとして復活とかどうかな?」
益利「もう何でもありだな、それだと」
信子「他にもカブトのワームがコピーってのもあるわね…」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
投資法は現物買い推奨
投資による損失は自己責任でお願いします。
福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
紹介・リンクフリー
kurokei-bana-