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県女演劇部新入生歓迎公演の風景

風景
04 /21 2014
信子「さすがね、群馬県立女子大学演劇部。新入生歓迎公演を二人でやったんだけど、この二人の演技は最高ね」
益利「新入生歓迎かぁ。もうそんな時期かぁ」
信子「喜劇的な演技から正統派なヒロインやれる子がシンデレラやり、色んな役をこなせる演技派な子が召し使いやってたの。この二人の演技力は結構なものと思ってたけど、この新歓公演であえてこの二人だけでやらせるとは。シンプルかついい判断だと思うわ。それにしても県女にどうしてこれだけの人材が集まるのか、それとも育つのか。気になるところね」
益利「ここら辺だとあと群大と高経もあるだろ。年頃としては同じなはずだろうしな」
信子「そうなのよねぇ。他が悪いわけじゃないんだけど、県女は全員良くできてるというか。なんだろうね。学校の地理的なものか、校舎のデザインのセンスの良さなのか、女子だけということによる要因なのか、そもそも群馬県の女子の演劇部のレベルが高いのか。まあ、あたしが楽しければ何でも良いけどね」
益利「どんなにレベルが高くても学校の部活動は新入部員が入らないと続かないというリスクがあるけどな。この新入部員勧誘時期にどれだけ人材が集まるかによるな」
信子「そうね。今いる子もじきに卒業するわけだし、学生でなければ入部できないだろうし。あたしとしては有望な子が入ってもらいたいもんね」
益利「お前の為にか」
信子「あたしの為でもあるけど、いいモノってのは巡り巡ってたくさんの人を幸せにするモノよ。あたしが幸せなら、あたしが違う人を幸せにして、それが他の人にも伝わって~。なんつって」
益利「お前が誰かを幸せにねぇ。ないだろ、そんなこと」
信子「わからないわよ。いつか何か大きいことをするかもよ。人はわからないものよ」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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2007年8月31日開設
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