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映画5本観てきたの風景

朝刊
12 /02 2013
信子「あー、もう疲れたー。つーか土日終わってんじゃん!早すぎ…」
益利「おかえりー」
信子「まだsteamで買ったスカイリム中ですか。あんたもろくな生き方してないわね」
益利「今さらだな。しかし、これすごいんだって。全部日本語吹き替えしてやがる!もう時代はsteamだな」
信子「あたしもろくな生き方してないけど、さすがに土日に映画五本はしんどいわー」
益利「バッカだなぁ、五本も観たのか。そんなに観たい映画があったのか。珍しいな」
信子「えーっとまずキャプテンフィリップスティーブジョブズを土曜。日曜はREDリターンズすべては君に逢えたからマラヴィータを観たよ。しんど」
益利「すげーなぁ」
信子「あたしも自分でそう思うよ。なんだかんだで大分今年観た映画の本数稼いだね」
益利「で、どうだった?映画の方は」
信子「あーちょっと待って頭整理するー。えっとねー。フィリップスはものすごい緊張感があって、すごい現実感もあったし、キャプテンもただ捕まるだけの間抜けでなくて、頭いいのよ。海賊側の方も頭良いボスがいたり血の気の多いのもいたりと色々あるの。特にこの映画観て思ったけど、やっぱりアメリカのネイビーシールズは怖くもあり頼もしくもあるってとこがわかるね。海賊側に感情移入するともう悪魔の登場並に怖い。しかも優しく交渉してくるところの不気味さはまさに悪魔。フィリップス艦長からすると頼もしい反面、信用しきれない存在よね。間違いなくアメリカ政府はお金を払うと言っても払うわけ無いのがアメリカ人の艦長にはわかるし、最悪艦長ごと射殺することもあるだろうし、特にシールズの登場から銃が向けられてる事はわかるわけじゃん。艦長も動けない緊張感。しかも揺れる海で確実にスナイプ出来るシールズが海賊の頭を三つロックオンするまでの我慢比べとそれを確実に打ち抜くシールズの射撃の腕。あれは怖いわぁ。アメリカに狙われたら生きていけないと思える映画ねぇ。マジシールズこええ。映画凶悪とは違う怖さを観たわ。海賊よりも米海軍が怖い」
益利「おお、面白そうじゃん」
信子「面白かったよ。それで次はスティーブジョブズか。これは間違いないでしょ、特にあんたは。あたし達の世代の男は全員ジョブズの作った世界に生きてきたんだから」
益利「そらジョブズのいない世界なんて、確実に今とは違う世界だったろうしなぁ。パソコン第一世代は僕らの上だけど、浸透してからの世界しか知らない世代は俺らからだろうな。でもジョブズと言えばほら、ゲイツとジョブズのドラマあったじゃん。あれと比べてどうなのかなと」
信子「ああ、あれは技術をどこから持ってきたとかゲイツもどう生きてきたかとか描かれてたけど、こっちは完全にジョブズだけに焦点を当ててた。特にジョブズがアップルに戻る時の流れとかも描かれてるから、新鮮だったよ。それに最後の方のメッセージみたいのが、あたしも頑張ろうって思えるものだったし。生きてる人が今を作ってるんだなぁって思えるというか。ジョブズのアイデアに甘える時代は終わったんだなぁって感じ」
益利「いいなぁ。観に行こう」
信子「んで今日がREDリターンズか。本題はRED2みたいだけど。これが!なんと!前作より確実に面白いの!あたしの観たかったアメリカアクション映画って感じ!まさにこれ!続編って結構微妙になるけど、これは見事ね。それにしても最近日本と微妙な関係の韓国の俳優イビョンホンだけど、なんだかんだでいいアクション俳優になっちゃったわねぇ。ものすごかったよ。というかあの俳優の中で存在感出せるってすごいわぁ。それにしてもマルコビッチはこの映画で一番のはまり役よねぇ。マルコビッチの穴って映画はなんだったの。あと絶せの美女だったキャサリンゼダジョーンズも老けたわね。若い頃のキャサリンは本当に…。まあそれはいいとして、今一番映画で観たいイギリスのスパイってヴィクトリアだと思うわ。このおばちゃんマジでかっこいい。ジェームズボンドがやめた路線をこのおばちゃんがやってるっていうのがまた。まあ展開オチとも申し分ないし、本当にノンストップアクションで大満足。RED好きだった人は観た方がいいというか、アクション映画好きって人は観て欲しいなぁ」
益利「ほう」
信子「次はすべては君~か。まあ映画はあたしの大好物の恋愛群像劇。それにしても女性客多かったんだけど、どこでこの映画の情報拾うんだろ。まあいいか。まあ日本にしてはいい群像劇になってるけど、一番肝心な群像劇はやはり全員どこかしら接点がないとだめだし、それぞれのドラマの自分が一堂に会するイベントが必要なわけだけどそれが無いのよ。集まれるイベントや場所はいくつか物語的にあったのにも関わらず、集まらない。遠距離恋愛カップルの話なんか他のドラマの人物と接点まるでないし。あたしのベスト映画のラブアクチュアリーなんか学芸会に首相が来ちゃうんだから、それくらいしてもいいのに。あと遠距離恋愛の話を描きすぎて、バランスがねぇ。群像劇はこのネタで一本映画撮れるでしょって内容をあっさり消化するスピード感と思い切りの良さが命なのに、蓮距離恋愛メインの他がおまけみたいな。でも玉木宏さんとシンケンピンクの話はちょうど良いサイズと内容が群像劇としてはグッド。あれくらい無茶な話を複合的に見せることで恋愛群像劇は良くなる。遠距離恋愛の話のイベントに登場人物がみんな集まるとかしてれば違ったのになぁ。なんか色々惜しい」
益利「またラブアクチュアリーか」
信子「あれ越える群像劇があったら観たいものだわ。それで最後がマラヴィータか。あれはアダムスファミリーのマフィアファミリー版って感じかな。ただ最後がちょっと残念というか。もっと家族が動揺もせずに殺し屋をクールに返り討ちにした方が良かったかも。一般人と違う価値観と殺しに抵抗ない人物だと描いてきたのに、なんか最後の殺しがぐだぐだとかちょっとなぁ。いやかなりコメディとして面白かったよ。何よりマフィア映画の顔のロバートデニーロがマフィアコメディやってるんだもの。卑怯よ。笑わないわけないじゃない」
益利「それで全部か」
信子「うん。ああ、疲れた…」
益利「それで疲れて観るのがmihimaruGTのPVか」
信子「mihimaruGTのPVって癒されるんだもん。やっぱりこれが好き」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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2007年8月31日開設
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