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大学の学祭は何がやりたいのかの風景

朝刊
10 /29 2012
信子「地元の大学の学祭行ってきたんだけど-、なんかこじんまりしてる感じなのよ」
益利「へえ、大学の学祭なんて聞くと派手にやってるイメージがあるけどな」
信子「昔は結構賑やかだったと思うけど、なんだかなぁって感じで。まあ、学生の妙に高い屋台は並んでるんだけど、校舎内にゼミやサークルの研究とか発表みたいのがめっきり減っちゃって、なんのイベントなんだかって思う訳よ」
益利「へえ、大学の学祭って変な発表が面白いのになぁ。確か前に行った時、のりピーが捕まった時で当時話題になったのりピー主演の裁判員ドラマを上映会してたよな。あれは面白かった」
信子「そうそう、あそこよ。あの時は色々あったじゃない?今年は一校舎一階の数部屋でしかやってなくてやる気が無いのよね」
益利「そっか。それは残念だな」
信子「ほらあたしって独学で経済勉強してるじゃない?だから経済系の学部の研究発表とかあったら見たいなと思ってたのにないのよ。FXでも世界の経済情勢でも身近な商品に見る経済の研究とかそういうの期待してたのにまるでそういうの無いのに、屋台ばかり。あれって誰に向けてる学祭なのー?とか思う。もうちょっと大学生は学祭は何のためにあり、ゲストは何を期待して来てるのかを認識すべきよ」
益利「なんか打ち上げの費用稼ぎの屋台ばかりじゃ、もう学生と言うよりもテキ屋だよな」
信子「そう、んで売ることに一生懸命のようで、友達の学生が来るとじゃれたりと妙に仲間内感が気持ち悪いのよね」
益利「まあ、それはいつの時代でも学生は知らない人よりも仲間の方に気を使うもんだしな」
信子「こういう寂しさ漂い始めた学祭とかちょっとねー。高崎のどっかの大学が文科省に言われて解散するとかしないとかの話もありえるわーとか思うわ」
益利「時代は大学よりも介護施設の時代だしなー」
信子「あたし達の若い頃はまだ景気の良かった時代の名残があって、盛り上がっていたけど、今はその名残すらも擦り切れてしまったのね」
益利「変わってないようでも時代は着実に変わってる証拠だな」
信子「あたし達も着実に変わってるものねぇ…。やになっちゃうわー」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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