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ギフテッド・チャイルドって広義のませたガキ

朝刊
11 /04 2009
 テレビ観てたら何やら天才特集みたいのをしてたので、天才と言われるクソガキがどんなものか知るためにちょっと見てた。相変わらず脳科学者がコメンテーターとしていて、アメリカで天才とされてるガキを持ち上げていた。
 まあ良くある構図であるものの、取り扱ってるモノが天才という自分とは特別であり上の存在のように見えてしまう連中の為にみんなが突っ込みづらいところを突っ込んでいきたいと思う。そもそもああいったギフテッドチャイルドと言われるガキが天才なのかという点だ。彼らは幼少期から言語の意味と数字認識が出来ていて、4歳から医学書を読んでいるなどとてつもない存在のように見える。確かに早熟ではあるが、彼らが本当に特別な存在なのかというとかなり疑問が残る。実はみんなも感じているだろうけど、口に出して言えないのは相手が「天才」や「IQ200」などという肩書きの為だろう。
 確かに3,4歳で本を読み理解できるのは凄いが、それは親の教育によって言語認識と数字認識を効率良く発達できたお陰である。言語認識は時間をかければ自然と誰もが身につく能力であるが、それをシステム的に早めてしまって本が読めるようにして、更に本に対する興味も植え付ける事が出来ればその子は知識吸収は飛躍的に早まる。同じ年頃の幼児が言葉もわからない時に字が読めるようになっていれば、競争上こんなに有利なことはない。学校におけるテストレベルでは天才を演出することが出来るわけだ。要するに擬似的に小学三年生に小学一年生のテストを受けさせるのと同じような状況が出来るわけだ。言語認識と数字認識を他の子供よりも飛躍的に早めることに成功すれば割と難しいことではないと思う。
 そして、天才とされた子供はアメリカなら飛び級していくだろう。その飛び級という演出もこの天才にされた子供には効果的だ。同級生よりも上の学級に行けると言うことで自分を他とは違う天才と錯覚していく。その錯覚が自分は天才だ、天才でないとならないと勉強に身が入る。割とこの環境による優等生化は資産家の家でもあって、自分が名家の家だからという生まれながらに与えられたプレッシャーが学校勉強の集中力に繋がるケースは多いと思う。個人的に勉強の天才系は環境プレッシャーが一番効いてると思う。
 それでそのギフテッドチャイルド達は学校環境では天才であるだろうが、その先が続かないのではないかと思う。なぜか、それは本当の天才ではないからだ。勉強が出来る人を天才というなら天才だろうが、僕は天才の定義を勉強や知識マニアではなく、一瞬の閃きを起こせる人という定義にしている。仕事でも全体的になぜか効率が悪い。だけど誰もそれに気付かないのにもかかわらず、「これをこうすれば効率良くなるじゃん」といとも簡単に言ってしまう人や、閉塞的な空気を和らげる一言をパッと軽く言ってしまえるような人を僕は天才としている。それから言うと、このギフテッドチャイルドの大半はそれが出来ないのではないかと思う。中には確立として本当の天才はいるかもしれないが、ほぼ無理だろう。彼らはきっと飛び級した先の年上とうまくやっていく閃きを生み出せずに距離を置いて生活をしてることだろう。これがそもそも凡人の証拠だ。
 たいがい僕が天才だと思う人は、必ず仲間がいるし嫌われてる事は無い。ただ学歴はまるで無い人ばかりだけど。なぜ彼らが学歴がないのかというのは簡単に説明ができる。本当の天才は長時間机に座っていることが退屈で仕方ないからだ。なぜなら天才だから。それは学校の勉強が理解できているから退屈なのではなく、本質的にこの授業が人生にとって無駄だと理解できて、無駄ならやる必要はないというごく当たり前な思考なのだ。そしてその本質的な思考こそがシンプルな発想を閃く源泉になるし、それがいつの時代も作ってきた天才達なのだ。究極のものぐさが天才というわけで、ものぐさだから便利な道具を作り出してきたわけだ。そしてそんな天才達はやはりめんどくさいから勉強が出来たとしても飛び級はしないだろう。そもそも頭が良ければ飛び級してもイジメがあることはわかるし、研究などわざわざ10代でやったところで何の意味も無いことがすぐにわかるはずだ。
 ギフテッドチャイルドはあれだけ生き急いで何を得たのだろう。人生にとって一番重要で大切な時期である学生時代を飛ばしてしまって、同い年の子供達が友達や異性と経験を積んでる時に大学でイジメにあいながらも研究して何の得があるのだろうか。同い年も時間が経てば今の自分と同じ所に来るし、きっとギフテッドチャイルドも閃きの無い天才達はそういった同い年に研究で抜かれる時が来るだろう。その時の敗北感と高すぎるプライドが崩れた時の悲劇は想像を絶するものがある。
 それから、このギフテッドチャイルドは閃き力が本当にないのだろうかという点があるが、テレビに出ていたギフテッドチャイルド達は、イジメや環境問題を口に出して小学生くらいの子供なのに大人びたことを言ってると、テレビ観てる人は思ったかもしれないが、実際言ってる内容は新聞に書いてあるレベルのことであれは自分のアイデアでも何でもない。ニュースか新聞での情報を理解し発してるだけである。要するにただ新聞が読めて理解できてるレベルの天才であるという証明にしかなっていない。もっと奇をてらった事でも言うのかと期待したが、あのレベルで無駄にプライド持たれて自分が特別だと思ってると思うとあの先の人生が可哀想に思えてくる。
 本当の天才は飛び級などせず、成績も目立たないレベルで友達と一緒にゲラゲラ笑って生活してることだろうし、そんな経験や時間がその隠れ天才の先の人生を安定させる事だろう。
 まあギフテッドチャイルドに憧れて自分の子供をあんなただのマセたガキにしようなんて親はやっぱり頭が良くないだろうな。あのクソガキ達は天才という役を演じさせられているだけの不幸な子供達だという事をしっかり見抜いて欲しい。
 こういうギフテッドチャイルドみたいななんちゃって天才が天才集団ファンドLTCMになって、二の舞をするんだろう。本物の天才であるバフェットではないわけだ。まあ天才って奴はみんなひねくれ者というのもあるし、ギフテッドチャイルドは従順すぎるのも天才でない証拠だわな。

米投資家バフェット氏が鉄道バーリントンを買収へ
 さすがバフェット隙がねぇぇ!!このタイミングでアメリカの鉄道は確かに有り得るなぁ。日本は整備されまくってるから成長は難しいけど、アメリカはこれからだから可能性は充分ある。やっぱスゴい。

劇的プロポーズ 男性に助っ人 ホテルや結婚式場、演出プラン続々
 まあプロポーズが劇的というのは魅力かも知れないけど、これから結婚する相手の資産は自分のモノにもなるわけで、あまりにもプロポーズに多額の費用を使われると結婚後の生活費とかの計算する賢い女の子には不評な気がするけどね。もしも結婚しようと思ってる男性がいる女性は、利益目的の企業の未来の旦那の資産を食われないように、プロポーズとかデートの演出に無駄遣いしないようにそっと注意しておいた方がいいかも。どんなに優秀で頭の良い男も金勘定には疎い人が多いし、そういうのがいるから経済が回ってるわけだから。結婚した後であの時プロポーズされた時のお金があればっ!なんて事があったりするかもよ。


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黒崎銀二

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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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