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投資恋愛漫画を読みながらの風景

朝刊
06 /22 2009
歩「…フン…フン♪…」
信子「歩ちゃんは『はじめての投資大作戦』が大好きだね。いつもうちで読んでるよね」
歩「はい!これ好きです。主人公のサチと自分を重ねて私も投資を頑張ろうって思うんです」
信子「あー、そっか。サチかぁ。いい子だしドラマチックだしね」
歩「あれ?信子さんはあんまりサチ好きじゃないんですか?」
信子「うーん、サチ見てると自分と重なってあんまりっつーか…」
歩「それなら信子さんの好きなキャラって誰ですか?」
信子「あたしは、サチの男友達のヤベッチかな。リナのポジションにも憧れるけど」
歩「その二人って脇役じゃないですか?」
信子「脇役的なリナの友達想いしながら、気を使うのって憧れるんだよね。男一女二の友達三人組って結構付き合い方が難しそうだけど、気を使ったり冷やかしたりちょっと言わなくてもいいことを言ったりするリナが羨ましいな。あたしもそんな生き方してみたいかな」
歩「そう言われると神芝先生とサチしか見てなかったけど、リナも重要なんですね」
信子「まあ本の内容である投資にはあまり関わってこないどころか恋愛話を広げるポジションという投資本ではありえないキャラだからね。それよりあたしが評価するのはヤベッチ…」
益利「ヤベッチは可愛い女の子を二人も友達として付き合って都合良く本命と予備としてる酷い男だ」
信子「チッ、男の嫉妬は煮ても焼いても食えねぇな…」
歩「ヤベッチそんなに酷いですか?」
益利「だってサチの事を好きで付き合ったのに振られたら、今度はリナと結婚って。それが友達なのか?友達三人組だけど、結局元カノと妻になってるなんてどうかと思うよ。俺はヤベッチが嫌いだね」
歩「んー、そう言われればそう感じますけど、やっぱりヤベッチ悪い人には思えないですよ」
信子「ズルいズルい羨ましいと言うのは簡単だけどさ。もしも同じ短大の学生でサチやリナに惚れてた男がいたとする。じゃあ、その勝手に片思いしてた男はサチやリナに何してたっての?どうせ今日もサチに会えた。リナの後ろに座れた。サチの側で友達とはしゃいで大きな声でアピールしたとか。そのくせサチとリナと一緒にいるヤベッチが気に入らない!と勝手にどこか遠くで愚痴る」
歩「そういう人いそうですね」
益利「それが普通だろ」
信子「想いを強く念じようが見つめる時間が長かろうがそんなものはサチやリナにとって何の役にも立ってない時間なんだよ。そんな一方的な時間の浪費されても嬉しくないじゃない。むしろヤベッチはいつも二人の側にいて二人と時間を過ごして楽しい時も悩んだ時も一緒に話してくれてるわけじゃない。これは一つの投資なわけよ。人間関係の投資って奢りでお金を投資することもあるけど、お金が無くても一緒に時間を過ごしてくれる時間の投資ってのも重要じゃない。特に恋愛なんかで相手を考えるなら一緒にいて楽しいか楽しくないかが重要だし、その為には常に一緒にいてくれる人の方が、勝手に想いを募らせて俺の方が彼女を愛してるなんて思い込んでる奴よりよっぽど付き合うにはいいじゃない。それにヤベッチはサチとリナの関係も大切にしてたわけだし、きっと可愛い子二人と高校からの同級生であってもいつも一緒にいたら嫉妬深い男から敬遠されて男友達も少ないだろうし。ヤベッチもそれなり犠牲と努力を続けてるわけ。それを酷い男って言ってるのはどうかと思うわ」
歩「そうですよ。ヤベッチはいつも二人の側にいてくれるからいい人ですよ」
益利「うう…。まあ言われれば」
信子「照れてばかりで、話しも出来ずに目があったから自分に気があるとか思ってる連中よりよっぽどヤベッチの方がいい男じゃない。しかも神芝先生の投資法へも理解して短大生なのに下手な一流大学生よりよっぽど投資知識もあるし。いい?歩ちゃんもこういうヤベッチみたいな子を大切にしないと後で後悔するよ。案外いい男だと思っても話したらつまらない男なんて多いんだから」
歩「あー、わかる気がします」
信子「んで益利は誰が好きなの?神芝先生?それともサチ?」
益利「あー…。リナ…。かわいいじゃん、なんかその」
信子・歩「プッ!アハハ!」
信子「照れてやんの!何?ヤベッチと結婚したから嫉妬してたの?ガキだなぁ」
益利「いや、違う!なんでリナがいるのにサチと付き合うのか。サチに振られた後にリナと結婚するのか」
信子「リナとヤベッチの関係はサチと神芝先生が卒業式でいい仲になった後にリナが飲みに誘ってからだから、むしろリナが積極的だったんじゃないのかなとあたしは思うけど」
益利「そんなぁ…」
歩「リナは気を使う人っぽいし、ヤベッチのサチへの気持ちを知って遠慮してたんじゃないですか?それがサチとヤベッチの関係がはっきりしたところでリナも気持ちに正直になれたんですよ。それにリナとヤベッチがくっつく方がこの三人の関係もずっといい感じで続くじゃないですか。きっとこれがベストな関係だったんですよ。ヤベッチもいつも一緒だったから抵抗ないだろうし」
信子「サチと神芝先生は色々あったから二人の関係はいいけど、あたし的にはこの物語はリナとヤベッチの幸せが嬉しいな」
歩「じゃあ、今度はリナとヤベッチ中心に読んでみます!あ、それからサチとリナに惚れてる学生も意識しながら」
信子「歩ちゃんも好きねぇ…。その勢いで他の投資本も読んだらどう?」
歩「他の本は活字ばっかりで疲れるんですよぉ」
信子「あー、うちには若い女の子が好きそうな本ってそれくらいしかないんだよなぁ」
益利「漫画ならリバモアとかもあるけど…」
信子「おいおい、リバモアの魅力が若い女の子が理解できるわけないだろ…」

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黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
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2007年8月31日開設
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