2ntブログ

バフェット投資って何?の風景

朝刊
06 /08 2009
歩「バフェットって人が割安投資で有名なんですよね。私もバフェット投資で行こうかな~?」
益利「んー、バフェットは割安投資って言われてるけど、ちょっと違うんだよ」
歩「そうなんですか?だって雑誌や本にも割安投資って書かれてますよ」
信子「雑誌や本がバフェット理解できたら今頃世界中に億万長者しかいなくなるねぇ」
歩「そう言われればそうですけどぉ…」
益利「バフェットは高度な割安投資と言うのかな。普通の割安株を買ってるわけじゃないんだ」
歩「じゃあどういう割安株を買ってるんですか?」
益利「バフェットは成長株が安くなった時に買ってるんだ」
信子「はい、ここ重要。テストに出るよ-」
歩「成長株、ですか…」
益利「そもそもバフェットは割安投資の神と言われたベンジャミン・グレアムの弟子だったんだ。だから割安投資の代表を上げるなら間違いなくグレアムだし、グレアムの割安投資を踏襲してたらバフェットはここまでのパフォーマンスを叩き出すことは無かっただろうね。とは言えグレアムの割安投資のままでも十分に利益は出てただろうけど」
歩「べんじゃみんぐれあむ、ですか」
信子「そうそう、グレアムはあたしの神なので憶えておいてね」
益利「バフェットが大きな成長するきっかけがグレアムとまるで逆の投資家で超成長株投資を実践していたフィリップ・A・フィッシャーだったんだ。雑誌や本はフィッシャーには触れているものの軽くしか触れていない。きっと書いてる人もバフェットはグレアムの影響が大きい投資家という認識なんだろうな。俺はむしろ逆の考えでバフェットはグレアムの下地にフィッシャー理論を強めに利用してると思ってる。ちなみに俺の神はこのフィッシャーなんだ」
歩「うーん。割安投資と超成長株投資ですか…?矛盾してませんか、それ」
信子「いいところに気付いたね。グレアムとフィッシャーを読んでみるとこの二人は完全に逆の投資してるんだ。グレアムは割安株を買ったら割安でなくなった時に売り、フィッシャーは超成長してる株を今すぐに成り買いしたらずーっと持ってろって言ってる。この二人の投資法を合わせるから、まさにバフェットの投資は矛盾の投資」
益利「グレアムもフィッシャーもその通りに利用すれば利益は出る。だけど、やっぱりロスがある投資法なんだ。割安株というのはいつ注目されて上がるかわからないし、フィッシャーの超成長株というのは人気株だから半分くらいまで値下がりすることだって有り得る。グレアムの割安投資は時間をロスして、フィッシャーの超成長投資は短期的に大きな含み損というロスを被ることを覚悟する投資法なんだ。ただそれを耐える事が出来れば、誰でも儲かるように無駄を削ぎ落とした理論なんだ」
歩「どっちもすごいんですね…。さすがバフェットの師匠」
信子「そんでバフェットはこの二人の投資法を融合して独自の投資法を編み出した。それが成長株を割安の時に買う投資法なの。ただこれはバフェットの知識と経験とセンスがあってこそ成り立つ投資法なので、誰もが出来る方法じゃあないの。だって、成長株の割安を見抜く目が必要だから。この成長株の割安時を待って見抜ける事ができるならバフェット投資で儲かるかもしれないけど、これが本当に難しい。きっとフィッシャー理論の超成長株を数セント安くなるのを待ったあげく買えなかった時の長期的な損は計り知れないのですぐに成り買いしろっていう前提があるから、ここをあえて待って安くなった時に買うようにしたんだと思うよ」
歩「ちょっとよくわからないですぅ」
益利「フィッシャー理論にしろグレアムの割安投資にしろ、センスや度胸のない人でも出来るように書かれてる。それをバフェットはセンスがあって相場での暴落リズムが見抜けるバフェットなりのチューンナップされた投資法なわけで、誰もが真似できるわけがないんだ」
信子「そんなわけでバフェット投資は簡単なように書かれているけど、誰も真似できないわけ。バフェット投資には成長株の割安時期を見抜くセンスが必要なのよ」
歩「そうなんですか」
益利「そんなわけで、俺達は片方がフィッシャー理論で片方がグレアムの割安投資をしてる。どちらも利益は出るだろうけど短期的にはどうなるかわからないしリスクヘッジも兼ねてる。それに性格の違いってのもあってね」
歩「難しいですね、投資って」
信子「まあ何にしても株を買ってみないと何もわからないだろうけどねぇ」
歩「うーん、どの株買ったらいいんでしょうか?」
益利「…それは、自分で決めないと…」
信子「あたし達もこれは上がるって思って買ってるのに下げたりしてるわけ。持ってる株はみんな人に勧めたいけど、勧められる株なんてないの。それに同じ値段で買った二人の投資家がいたとしても、売りのタイミングが違うだけで結果が大儲けと大損の違いがあったりするから」
益利「まあ、とりあえず買ってみるのなら知ってる会社がいいかもな」
歩「知ってる会社ですか?」
信子「ええ?素人の知ってる会社ほど危なくない?あんたにとっての有名な会社って無名なのよ」
益利「そうか…。どうしたものか」
歩「私なりに頑張ってみます」
信子「じゃあ、とりあえず四季報の差し入れ。これを使って銘柄選んでごらん?」
歩「なんですか、この辞書は…」
信子「これが素人の反応よ」
益利「そうか、素人は四季報も知らないのか…」
歩「だから、なんですか?この辞書…」
信子「日本の上場企業のデータが書かれてる投資家御用達の雑誌」
歩「…なにこれ。ここから探すんですかー?ムリムリムリ」
益利「俺の趣味、四季報捲りなんだけどな」
信子・歩「うわぁ…」

エコポイントは本当にエコ? つっこみ所が多いような…
 「一番大きな地デジ(対応テレビ)が一番ポイントが高い。どこがエコなのか」とナイス突っ込みの福島瑞穂議員。これが一番気になってたわけよ。なんで大きいエコでない物ほどポイントが高いのか。つーか家庭の二酸化炭素減らしたいなら、エアコン使わなければ相当削減できるわけよ。個人的にはエアコン気持ち悪くてもう使ってないし。時代は扇風機よ、扇風機。夏が夏って感じするしね。

不況でも驚異的成長続ける 巨大小売業「アマゾン日本」の行方
 アマゾンは便利だし、安いし好きだけど、これを使いまくってていいのかと思ってしまう。地元の小売店が無くなるのも困るから、出来るだけ近所で探して無いものをアマゾンでカバーする感じで使ってる。とは言っても時代の流れはネット小売店だろうなぁ。

大森南朋、『ハゲタカ』初日に「『ROOKIES』には負けません」
 負けてないよ、鷲津さん。続編あったら黄色いハゲタカって面白い読みだなぁ。

気になる株価材料
Bing、Yahoo!を抜いて検索シェア2位に――StatCounter調べ
インド・中国などで航空提携強化へ…日航社長
官民スクラム アジアのインフラ案件獲得へ
日中ハイレベル経済対話 知財保護など合意
「放送と通信の融合」技術面で後押し
<マグロ>異変、値崩れ 景気悪化で需要減 競り残り、卸値2~3割安に
東京電力柏崎刈羽原発で微量の放射性物質含む蒸気漏れ=報道

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
投資法は現物買い推奨
投資による損失は自己責任でお願いします。
福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
紹介・リンクフリー
kurokei-bana-