偶然群馬ハイスクールロックフェスティバルの本選をする事を知ったので見学する事にした。この大会は地域で作った映画グリモンの中で行われた架空の高校生ロック大会を現実に行ってしまおうという趣旨で始まったらしく、今回で二回目の大会だ。
つまらなければすぐに帰ろうとは思ったが始まったらどのバンドもレベルが高く驚かされた。退屈どころか大満足の楽しさを味わえたわけだ。更に驚かされたのは準グランプリになった玉村高校のIncentiveのボーカル兼ベースの女の子の歌唱力ベース技術と迫力がプロバンドのようであり、会場が彼女に惹きつけられただただ聞き惚れてしまった。審査員も絶賛であったが、まさに天才の原石でありその評価は当然だ。そこにはまさに漫画のNANAがいた。彼女こそ10年に一人の逸材である事は間違いなく、僕はIncentiveの演奏後は放心してしまった。
もう一度彼女の演奏を聴きたい。こんな渇望は何年ぶりだろう。天才は今玉村高校にいる事だけは確かだ。