信子「
ジャンゴおもしれー。なんかこんなストレートなヒーロー物観たの久々って感じ」
益利「タランティーノの良さが思いっきり出たって感じの映画だな。どこか観たことあるようで新しい」
信子「まあ、主人公のジャンゴがかっこいいのは当たり前だけど、完全な善人キャラとしての相棒のシュルツ医師がこれまたいい!なんつーか気持ちいいくらい心の優しいキャラってのが良く出てる。本当にシュルツ医師がいることで黒人差別ばかりの白人の中で癒されるというか。差別の強い南部に差別意識のない白人としてのシュルツ医師は本当に良かった。なんというか本物のヒーローだったね」
益利「そういやテッドといいジャンゴといいこてこてのが最近はやりなのか。テッドのこてこてのブラックユーモアにジャンゴのこてこてのマカロニウエスタン。まだ観てないけどシュワルツネッガーのラストスタンドとかこてこてのアクションだし」
信子「こてこての恋愛映画とかこてこてのミュージカル映画…。あ、レミゼラブルがそれか。まあいいんじゃないの。面白ければ」
益利「それにしても黒人の賞金稼ぎっていう設定が面白いし、あの差別が当たり前の南部での居辛さとかこういうのを疑似体験したくて映画観てるようなもんだし、本当に良かった」
信子「やっぱりキングシュルツ医師よ。彼こそヒーローだわ。あとあの髭をなでる仕草とかキュート」
益利「良い映画だったなぁ」
信子「今の日本の正規社員が事務所に逃げていて、現場を非正規が動かしているって現実も、なんか南部の差別と似てる気がするなぁって観ながらちょっと思った」
益利「じゃあ、そのうち怒れるジャンゴが出てこないとな」
信子「ジャンゴ出てきたら面白いのになぁ」