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久々に映画RENTを観た

朝刊
07 /05 2014
 久々に映画RENT観たんだけど、なんかだんだん染みてくるわぁ。日本ってだんだん物価も上がって、若者が生活が苦しいながらも芸術に希望を持って生きる時代がなんか近づいてきてるんじゃないかと思ったり。
 あんなにインフレが良い、インフレが良いと言ってた連中はどこへやら。結局円安になっても家電企業はシェアを奪えず、世界で売れてない。なんか外貨獲得力の低下が円高のせいに出来なくなった分、さらに状況のひどさが露呈してる。なんか政治は人件費の高さが原因と思い込んでるようだけど、日本の家電なんか人件費安くしても世界で受けるわけないだろうし、企業内の決定権のある人間の問題と国の規制が原因だとは認めたくないんだろう。
 若者がRENTのような世界に、というか東京がRENTのようになるのも近いんじゃないかと思う。廃墟のアパートに若者が勝手に住み込んで、芸術家気取りの活動しながらも立ち退きを求める大人と闘う。若者もそのうち成功する人と成功しないままの人と格差も生まれ、人間関係が崩れていく。さらにHIVやドラッグの問題も絡み合っていく。つーか最近の東京って脱法ハーブとか流行ってるんでしょ。もう予兆があるじゃん。
 そのうち色々制御も出来なくなって、政治や官僚も東京に若者を集める政策にリスクを感じ始める。焼け野原からの復興とそこから高度経済成長の時とは東京も変わっていくんだろうな。若者は大学が東京に集中してる為に集まってくるし、そこに脱法ハーブだのも絡んでくるし、年寄りと荒れた若者の街が東京の次の姿ではないだろうか。
 RENTの世界だって、90年代のアメリカのニューヨークだし、経済で世界の中心だった都市がそこから落ちた時の姿こそRENTなんじゃないだろうか。これから、東京が90年代のニューヨークやRENTのようになったら、証明になるのかもしれない。
 都市の問題点が結構よく見える。都市だからインテリな人も集まり、そういった人は芸術家、社会学者風になりやすい。さらに都会である為にドラッグや風俗の違法な商売も成り立ちやすく、都市は家賃(RENT)が高いために、若者は支払い切れず、やはり違法だったり社会的に褒められないような金稼ぎに走るし、若者だからそういった商売の需要もある。まあ、貧しくなりはじめた国の都会へ若者を送るのは、道を踏み外すリスクが高いのではないだろうか。貧しくなった国の都会で生きていくための選択肢が若者にとっては辛いものばかりで、選択することで落ちていくのかもしれない。
 久々に観たRENTの世界がまた一歩近づいてるように感じた。
 あ、モーリーンってアナ雪のイディナ・メンゼルだったのか。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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2007年8月31日開設
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