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多かった不良はどこに行ったのかの風景

風景
04 /14 2014
信子「昔はあんなにいた不良と言われた人達がどこにいったのか、いやいるのか考えてみた。ヒマだし」
益利「大人になったんだろ、普通に」
信子「大人になって普通になったと?」
益利「まあそんなところだろ」
信子「あたしが言いたいのは、昔の不良達ではなくて、いつの世代にもいたはずの不良の割合っていうかそういうの」
益利「なるほど。確かに若い子に不良っていなくなったよなぁ。良いことじゃね?」
信子「確かに表向き減ったように見える。そもそも昔の不良ってのも本当に頭がおかしいくらい暴力的な人って一部だったじゃん。大体はファッションとしての不良というか、まあ格好ばっかりだった人達。大多数がやってるから、流行ってるから、これが格好いいとされてるから、不良やってたような人達が大方だった」
益利「まあ当然と言えば当然だよな。全員が全員本気で悪かったら、日本社会なんて成り立たないし、結局学生終わったら、みんなやめて普通のサラリーマンやってるわけだし、本質的に不良なんてそう多くなかっただろうな」
信子「そうなのよ。本当は大多数が形だけの不良だった。まあ、完全に暴力的で頭がおかしい人は今だっているし、そう言った人の割合も変わってないと思う。未だに暴力沙汰起こしてるのはそういった人達だけど、今の流行が不良ではないから、少数精鋭みたいな感じになってるんじゃないかな」
益利「じゃあ今の不良になるような人達、昔ならバイク乗ってリーゼント作ってたような人達はどこにいるのかって事になるな」
信子「そういった時代の流れに流されそうな人が集まるところってどこだろって考えれば、必然的に答えは出てくるはず。そう言った人達は数の多さで調子に乗るのが特徴だから、割とトラブルの火種がくすぶってる」
益利「人が多くて、調子に乗って、トラブルの元になるってことはぁ・・・。ネットか」
信子「うん、その通り。多分、時代が時代なら暴走族でもやってた人達は今ネットにいると考えられる。まあ、ただネットにいるってだけなら、昔で言えば純粋のバイク好きの学生と暴走行為しそうな学生も一緒になってる状態だけど」
益利「バイク乗ってるからって言っても暴走行為する学生ばかりってわけでもないからな。そういや昔はバイクが目の敵になって学校が規制したけど、今のスマホも同じような感じだな。なるほどスマホで学生間のトラブルになってるって事は、容姿はリーゼントでもないし、言葉遣いも汚くないだろうけど、現代の不良達が潜んでそうだ」
信子「うん。現代の不良は実は外見的な特徴が無いために識別が難しい。基本的に不良の定義を暴力で相手を屈するような人だという認識だと多分気づけない。昔から彼らの大多数が多い方につくタイプの人間。数が多い方に居ることで自分が強くなったような認識になり、数の少ない側を圧迫するような性格を持つ人。リーゼントが流行ればリーゼント作って、ラッパーの格好が流行ればラッパーの格好をして、ネットが流行ればネットの中での流行してる言葉を書き込む。そんな人間達よ」
益利「まあなんとなく見えてきたけど、なるほどねぇ。匿名掲示板やらツイッターやらラインやら思い当たるな。あ、ラインの既読プレッシャーかけるって人はまさに昔の不良っぽくないか?」
信子「玄関で募金箱持ってカンパかつあげとかしてそうね。時代が時代なら。昔はネットやってる人がマイノリティだったから、不良達をDQNとか揶揄してたけど、実は今やネット側に昔ならDQNになるようなタイプの人物が混じってるわけ。あたしはこういった人達をネットヤンキーと定義したいわ。ネットヤンキーは別に外見に特徴があるわけではなく、言葉遣いもいたって普通だけど、ネットでは強い。内弁慶ならぬネット弁慶っていったところかしら」
益利「もうネットが過去みたいなマイノリティなオタクだけのツールでは無くなった以上、そんな存在が混じっててもおかしくないな。バイクだって始めは仕事の道具で暴走行為するだけの性能もなかったしな。本田宗一郎も山上るバイク作るのも苦労してたわけだし。そんな時代に暴走族なんて存在が生まれるなんて考えられるはずもないし。今はネット不良やネットヤンキーみたいな存在がいる時代か」
信子「まあ、何事も認識すれば色々対策とか考えもできるわけよ。観測できれば研究できるからね。とまあそんな下らないことをヒマだから考えてみた」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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2007年8月31日開設
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