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マトリックスやっぱり面白いな。

朝刊
05 /04 2012
 マトリックスマラソンを完走。二時間超える作品を三作連続で観ると結構しんどい。けど、それを上回る面白さに圧倒されて止められなかった。今さらマトリックスを知らない人はいないだろうし、今さら内容を語るような映画じゃないけど、さすがに公開時より大分時間が経ってるために、久しぶりに観ると色々忘れてたことに気付く。それにもう十年近く前のSF映画になるわけだけど、当時斬新だった演出は今観ても時代後れを感じさせない。というか今観るとマトリックス以降はこれより進歩してないんじゃないかと思えるほどだ。
 物語、スピード感、緊張感、ボリューム、終わり方どれをとっても良く出来てるし、三作ともみんな違っているのはスゴい。特に三作目のレボリューションズでは主人公ネオよりも他のキャラの防衛戦の方が深く描かれてたりしてるのが良かった。それから、キャラと言えばリーダーであるモーフィアス、指導者の予言者オラクル、予言の救世主ネオとカリスマを演技で表現しないといけないキャラがいるわけだけど、これらのキャラにカリスマが出てたのはこの作品にとって特撮よりも重要だったんじゃないかと思う。カリスマ演技で失敗するとこの手のものは陳腐になるからね。
 そんなわけでマトリックスを観たわけだけど、ふと公開年を見るとなんと1999年、続編の二作は2003年と四年後だったわけど、あの衝撃作マトリックスの公開からもう13年経ってるわけだ。23歳の青年が10歳の時だと考えるともう大分時間が過ぎてることを実感。マトリックスの年に生まれた子が中学生なわけで、もしかすると最近の子供はマトリックス自体知らないのかもしれない。レボリューションズからでも9年経ってるわけだ。そう考えるとマトリックスももうクラシックと言えなくもないわけで、僕と同じようにマトリックスをついこの間と思ってる人も多いんじゃないかと思うけど、もうこれだけ古い作品なんだよね。ちなみにウィキペディアで調べるとあのハリーポッターの映画も2001年からみたいだから、あれよりもマトリックスは古かったんだね。ハリポタの原作はもっと前からだけど。ハリポタの映画はやっと去年終わったわけだけど。
 そんなわけでもしも時間があったら、また久しぶりにマトリックスを見直してみてはいかがだろうか?特に好きだった印象はあるものの物語を忘れかけてる人はお勧め。特に観る時は一気に三作観た方がいいだろう。まあ、マトリックス観たことある人なら一作目だけでやめられないことはわかるだろうけど。それからこれを観る時はもう13年前の作品であることを意識しながら観ると、今でも色あせない演出と物語に驚く事だろう。
 それからもしも子供がいる人で魅せていないのなら見せておく方がいいだろう。もうマトリックスですら観てない世代がいる時代なのだから。観てるものだと思い込むのは禁物だ。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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