先週のTBSラジオの「
久米宏ラジオなんですけど」を聴いてたわけなんだけど、この時のテーマがあなたの時給はいくらですか?というテーマだった。とても興味深いと思いつつも車の中で聴いていて全部を聴いてたわけじゃないけど、何となく聴いてた時点では大抵のサラリーマンの時給は千円以上で千五百円行けばいい方という感じ。中には時給の高い人もいたけど、その人もサービス残業時間も含めて計算するとやはり千五百円くらいになるという。要するに企業が社員に払う時給として妥当な額はこの程度なわけだ。時給二千円をサービス残業無しで貰えたら勝ち組になるだろう。アルバイトの時給などが七百円から九百円だとするとそれほど差が多く無い。
それでも企業が非正規にこだわる理由は時給の問題ではなくて、他の社会保障やらなんやらで社員が時給で貰っている以上に企業側は支払いが多い事が原因だ。ちなみにこの放送で出てきた専門家の話では企業側は社員に時給換算で五千円くらい支払っているらしい。しかし、実際の社員が受け取る時給は千五百円なわけだ。三千五百円どこかに行ってる計算になる。その三千五百円が様々な保険や年金になるわけだが、実際に支払われている額が時給五千円だと知った社員はどう思うだろうか。今のまま手厚い保険のまま今の時給でいいと思う人もいるだろうが、中には保険やら何やらはいらないから五千円で支払って欲しいと思う人もいることだろう。それに五千円貰って自分で必要な保険を取捨選択して貰ったお金から支払う方が健全じゃないだろうか。そっちこそが資本主義ではないかと思う。どうも社会保障という言葉に日本はやたらと盲目になりすぎて、社会保障のためならいくらでも搾取されても構わないという感覚になってはいないだろうか。そのせいで社員達の時給の中から三千五百円は自動的に保険会社に流れて行ってしまうわけだ。保険会社の商売は本当に他の仕事に比べて楽に出来るようになってると思う。外国企業が攻め込んでくるわけだよ。
確かに手厚い保険もいいが、早く独立したい野心家の人にとってはそう言った保障的なものよりも現金を貰いたいはずだし、そういった人に多くの現金を手渡す方が起業も早くなるし、日本国内の活発化に繋がる。経済大国になったのは豊かになりたいという思いで頑張ってきたのに頑張った結果が、世界的にも多い給料を貰っているのにも関わらず、その給料のほとんどが保険と家賃で消えてしまう社会になってるわけだ。豊かさなど結局誰かに搾取される仕組みを組まれて、実感など出来ないわけだ。
そんなわけで給料が少ないとサラリーマンは嘆くだろうが、実際の給料というか企業が支払ってる額は時給五千円だとしたら、戦うべき相手というか規制は見えてくるのではないだろうか。今まで企業がケチってるから給料が少ないと思っていたが、実際に企業が社員に支払ってる額をそのまま社員が受け取った場合不満のある人は大分減るだろうし、日本人はその経済大国の名の通りの豊かさを実感出来るだろう。日本の社員の敵は手厚く保護された社会の構造なわけだ。保険などはお金を受け取った社員が自分に必要に応じて取捨選択すべきで勝手に企業が社員にお金を渡す前に保険屋に払ってしまうのは問題ではないだろうか。
こんな不景気な時こそ、一度会社が社員に支払う額をそのまま社員に渡すようにすべきではないだろうか。なんかまるで日本の社員の保険やらなんやらの天引きって国の予算の特別会計みたいだな。
東電株、「TOPIXコア30」から除外 コア30の大黒柱だった東電が除外!そして代わりにファナックが入ったのか。大方の予想通りだな。いやぁこれは大事件だ。
気になる株価材料
米雇用、10万3000人増=失業率は9.1%と変わらず―9月TPP参加、日米財界が一致…シンポ<iPhone4S>予約受け付け開始 「0円」の戦い<検証委>初会合 原発コストに賠償費も…見直しに着手<マツダ>ロータリーエンジン車、来年6月で生産終了 タイの洪水、ホンダ系部品メーカー2社が操業停止日本通運と三井物産、国内外の物流事業で提携韓国サムスン電子、第3四半期営業利益は4.2兆ウォンの見通しジョブズ氏伝記、24日に発売―2度目の予定前倒し