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雲の中の散歩の風景

朝刊
07 /18 2011
信子「あー、これよ!これ!あたしが高校時代に見て超キレイ!って感動した映画の雲の中で散歩よ!」
益利「雲の中の散歩…?知らないなぁ。有名な俳優でも出てるのか?」
信子「何言ってんのよ。主役はあのキアヌリーブスよ!有名俳優じゃない」
益利「ああ、キアヌリーブスねぇ。なんか個人的にはどれもこれも微妙なんだよなぁ。脇役やるにはキレイ顔だけに悪くないんだけど、主役になるとヌボーっとしてるというか」
信子「そうそう。あたしもあまりキアヌリーブスは好きじゃないけど、高校時代にこの映画を観てしまったために、あのヌボーとした演技を見せられても嫌いになれないというか。この雲の中の散歩はとにかく景色が綺麗な映画な為にこの主役がヌボーとしてるとしっくりくるのよ。なんというか、美しい風景の邪魔しないというか。それにこういう映画ってハートウォーミング系じゃない?そういうのは綺麗な顔でヌボーとしていてもしっくりくるというか、はまり役なのよね。いや、これ以外の映画ではどうだか知らないけど」
益利「へえ。キアヌリーブスがねぇ。それに景色が綺麗な映画って良くわからないな」
信子「そうでしょうね。あたしは高校時代にこの映画に出会ってからというもの、美しい映画をどこか探してしまうクセができてしまったのよ。アクションがスゴいとか仕掛けがスゴいとか伏線がスゴいとかそういう価値観はわかるけど、映画で息を呑むような風景を見せられたのはこの映画が初めてだったのよ。風景は美しいし、ワインのぶどう園というのも美しいし、ぶどう園のある家も美しければ、その家族の特にお爺ちゃんが良いキャラしてるのよね。あたしずっとこのお爺ちゃんのキャラを忘れられなかったもの。このお爺ちゃんに会いたくてAmazonで探して買ったわけよ。でも本当に今見直して良かったわ!雲の中で散歩以降色んな映画を観てきたけど、やっぱりこの雲の中で散歩以上に美しい景色のある映画は無かったわね。今見直してガッカリするんじゃないかとちょっと思ってたけど、それは嬉しい方に裏切られて良かったわ」
益利「しかし、そんなにべた褒めな映画とはねぇ。聞いたことも無かったけどなぁ」
信子「なんか評価低いと言うか認知度低いのよね。でもあたし的にはキアヌリーブスの代表作はマトリックスでもなければスピードでもなくて、この雲の中の散歩よ。特に綺麗な映画を求めるようにしたり、未成年だったあたしにワインの美しさを教えてくれたのもこれだし、観て良かったなぁって初めて思ったラブストーリーもこれだし、あたしの価値観を作る上でかなり影響を与える作品なのよね」
益利「へえ、そんなに影響受けたのか」
信子「当時のあたしは若かったけど、今観てもやっぱりいい作品というか美しい風景の連続だと思えるのは間違いないわ。ただ劇場で観た時の迫力はテレビではかなり落ちるけど、それでもやっぱり美しいわよ。これはもっと評価されて欲しいわ。というかキアヌリーブスの代表作にして欲しいわ」
益利「ずいぶんベタ惚れだな」
信子「まあね。とりあえずこの作品に倣ってワインで乾杯しようよ」
益利「ああ、いいよ」
信子「では、サルー!(乾杯)」
益利「サルー!」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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