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氷川きよしは相場師?の風景

朝刊
01 /02 2011
信子「あけおめー。ことよろー」
益利「あけましておめでとう」
信子「去年も色々あったけど、今年はいい年にしたいね」
益利「そうだなー。ああ、今年ってどうなるんだろうなぁ」
信子「難しいねぇ。来年の今日の自分に聞けたらわかるんだろうけど」
益利「しかし、なんで毎年年越しって紅白歌合戦観ちゃうのかなぁ。もう最近じゃ若者向け歌手もよくわからなかったな」
信子「紅白と言えば、あたしが注目したいのは氷川きよしだなぁ」
益利「なんで?」
信子「だって、氷川きよしがデビューした頃ってバンドブームが絶好調で若い歌い手志望はみんなバンドだったじゃん」
益利「そういえばそうだったよな。異色的な扱いだった」
信子「それがさ、この10年振り返った時に一番成功してるというとちょっと違うかもしれないけど、一番長続きしてる歌手ってあの頃のバンド達よりも氷川きよしじゃない?しかも彼のビジネスモデルってネット配信時代にバンドはライブ中心に切り替えていったけど、氷川きよしは元々コンサート中心でコアなファンを掴まえていたから、ぶれないし、ましてや演歌界に若い男子という事で注目度も高い。しかも売れすぎるという時期が無かったから人柄も本当に良いし、見事に生き残ったどころか人気がじわじわ上がっているわけよ。凄くない?」
益利「そういえば凄いなぁ。デビュー当時は本当に異色な道を行くんだなぁと思ってたけど、結局ここまで成功し続けるとはね」
信子「まさに『人の行く裏に道あり 花の山』ね。彼は賭けて、そして勝ったのよ」
益利「要するに氷川きよしは相場師と言う事か」
信子「相場なんて人生の縮図だから人はみんな相場師とも言えるけどね」
益利「そういやあの頃のバンドはみんな解散して最近再結成とかやってるけど、どうなのかと思うよなぁ」
信子「なんか一瞬だけ稼ぎたいって気持ちが見え見えだよねぇ。氷川きよしみたいにずっと続けていれば評価も違うのにねぇ」
益利「氷川きよしのような相場師になりたい」
信子「バフェットの師匠のグレアムの投資法っぽいよね」
益利「そうか?似てるような似てないような…」
信子「バンドブームの頃のバンドファンはバブルに飛びつく素人投資家っぽいし」
益利「それは言えてるな」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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