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地上波テレビで映画カイジ

朝刊
10 /16 2010
 もう気付けば映画版カイジがテレビで放送するくらい時間が経ってるのか。劇場版とは違ってざっくり話を切りまくってるのでちょっと地上波で見ると流れがしっくり来ないけど、まあそこそこ楽しめた。あれを観ると実写版カイジのみっともなさが若い頃の自分を見てるようで他人事には思えない。主人公カイジを演じる藤原竜也さんの演技が漫画カイジとは違うと言う意見もあるだろうが、結構あのみっともない演技は妙にリアリティがあっていい。藤原さんも一度堕ちたことがあるのかと疑いたくなるような感じだ。地上波ではカットされたがオープニングでカイジがスクラッチクジをやって宝くじ売り場のおばちゃんと仲良くなるなんてまさに若い頃の僕まんまだったりする。
 あの映画での見せ場と言えばやはり漫画でも盛り上がった鉄骨渡りだろう。カイジも始めて生々しい死を直視するゲームだ。高層ビルに鉄骨を渡してそれを渡れと言うのだから狂ってる。しかし、あれを見るとどうしてもライブドアショックを思い出してしまう。あの時は絶好調なデイトレーダーも多く、割高割安関係無く買う人は信用目一杯使って株を買ってた人が多かった。まあそれでも少しくらいの暴落なら損切りで済ませば大損はしても取り返せないレベルではなく損切りが出来る人ばっかりだったのだろう。絶好調の人ほどライブドア株を持ってたらしい。
 この「らしい」というのは当時デイトレーダーのブログも多く、資産が○○○○万円突破などと羽振りも良さげな人ばかりだった。しかしライブドアショック以降そういったブログが一気に無くなってしまった。中には一億の資産が一億の借金に変わったとブログに書いた人もいた。それくらいライブドアのストップ安の連続は悲劇的なものだったのだろう。確かライブドアは7000億円の時価総額があったような気がするが、それが一気に縮んでしまったのだから相当な株主の資産を飲み込んだわけだ。
 ライブドアショックまでが胡散臭いトレーダー達の栄華だったのだろう。それまではろくな知識も無くても反射神経で何とかなったが、あれ以降はずっと新興市場はみんなじり安で鳴かず飛ばずだった。ライブドアショックの影響は日経平均には500円くらいしか影響を与えてはいないが、新興市場に与えた影響は相当な額になってたことだろう。今のように新興株の割安株など信じられなかった。みんな新興株は高かったのだから。
 そんなわけで浮かれてた人間が相当現実を見せつけられ、鉄骨から突き落とされたような悲劇を見せたライブドアショックをカイジの鉄骨渡りを見る度に思いだしてしまう。みんなあんなに細い足場を歩いてるという事を忘れて走り出した奴は滑り落ちてしまったわけだ。しかも急にだ。
 そんなわけでやはり株式投資はお金を借りるのではなく、自分の余裕資金内でやるのがいいというわけだ。自分が鉄骨から落ちないように警戒に警戒を重ねてもいいくらいだ。あれ以降電車の人身事故というニュースを聞くと相場で失敗した人なのではないかと思ってしまう。ライブドアショック以降大きなショックはいくつもあったわけだけど、ネットを見てる分にはライブドアショックほど悲惨な状況になってないのはいいことだ。今から思えば当時のネットトレーダーはどんだけ無茶な投資をしてたのか恐ろしく感じる。
 まあ結局相場を見てきて思うことは、相場は生きてた者の勝ちだということだ。

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黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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