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「業政駈ける」を読んでの風景

朝刊
10 /04 2010
信子「いやぁ~『業政駈ける』って小説面白いねぇ!」
益利「ああ、群馬の有名な箕輪城の城主だった長野業政の小説で面白いよな…。んでなんで俺達はここにいるんだ…」
信子「ここって、ここは上泉自治会館じゃない」
益利「いやだからなんでここにいるんだと…」
信子「なんでって、箕輪城城主の長野業政の部下でのちに剣聖と呼ばれる上泉信綱の銅像があるからじゃなーい!」
益利「こんなちっぽけな会館に銅像だと…?あ、あった」
信子「おおっ!ホントにあった。結構でかいのね。しかも立派な石碑もあるし。いやぁ、しかし群馬から剣聖と呼ばれる人物が出てたなんて知らなかったわ」
益利「群馬の周りは上杉、武田、北条という強国が囲んでるしなぁ。そっちが有名で上野なんて目立たないからなぁ。俺も長野業政なんてその本読むまで良く知らなかったよ」
信子「考えてみれば、関東管領上杉憲政が長尾景虎のところに逃げ込んだ時に武田に制圧されなかったんだから、相当な智将がいたわけよね。それが業政であって、さらにその業政を支えていたのが剣聖と呼ばれるほどの剣の達人の上泉信綱だったわけよね。まあ当時は秀綱だったんだろうけど、小説では信綱だったからそう呼ぶけど。やたら小説では剣の達人風に書かれてたから調べてみれば、出るわ出るわ上泉信綱に関しては伝説クラスのが出てくるわけよ。そんなわけで近所だし、ちょっと来てみたくなったわけ」
益利「しっかし、剣豪でもすごいのに剣豪でも失礼になるほどの達人がこんな近所にいたとは。というか前橋市はもっと盛り上げてもいいんじゃないか?」
信子「ホントよねぇ。ちょっとこの人はシャレにならない人なのに、今の今まで知らなかったし。新潟は上杉謙信、長野は武田信玄や真田がいていいなぁとか言ってられないわ。この群馬にもこんなに凄い戦国武将がいたんだもの!」
益利「しかも武田信玄に誘われても断るほどの上泉公が仕えていた長野業政という人物も気になるな。それほどの人格者だったのか」
信子「そうよねぇ。武田の誘いを断ったんだからねぇ。すごいよねぇ。あ、この近くのお寺にお墓あるらしいからそこも行くよ!」
益利「ええー。」

信子「着いたけど、どこにあるのかなぁ。上泉信綱のお墓」
益利「うーん、見あたらないけど」
信子「あそこの奥じゃない?」
益利「行って良いのか、そこ」
信子「まあいいからいいから。あ、あった!でっかい石碑もある」
益利「ふ、福田赳夫だと…?結構前からあるんだな、この石碑」
信子「お墓は、あの大きな石っぽいのがそれらしいね。うわ、ヤバい…。なんか力を感じる…」
益利「確かにちょっと迫力があるな…」
信子「神とか霊とか信じたこと無いけど、ここには神がいるわ。きっと」
益利「ただの石のように見えるけど、確かに何か感じる。圧力みたいなのを」
信子「ちょっと手を合わせて来るわ」
益利「おい…」
信子「剣聖上泉伊勢守。あたしもあなたのように道を究めたいです。どうか見守ってください。パンッ!」
益利「なんだそれ」
信子「あたしは株券聖になるっ!」
益利「でっかい夢を…。小学生か」
信子「あー。神とか仏とか下らないと思ってたけど、やっぱりそれなりの所は違うのね。何かを感じたわ」
益利「まあな。じゃあ帰るか」
信子「何言ってんの?次は箕輪城跡よ!」
益利「はぁ?ここから箕輪城って結構遠くないか?」
信子「馬をひとっ走りさせればすぐではないか」
益利「あのなぁ」

信子「と言うことで着きました-。箕輪城跡!」
益利「やっぱり遠いじゃねーかっ!」
信子「結構山になってるのね。これは攻めあぐねるなぁ」
益利「城攻めは登りだからなぁ。兵士も大変だな。結構坂って地味にきついよな」
信子「何言ってんの。運動不足だからでしょ?へえ、ここが二の丸ねぇ」
益利「結構大きいんだな。下とか見ると見晴らしがいいし」
信子「敵兵士はこの坂を登ってくるわけね。そして疲れたところを弓矢や石で倒すと」
益利「改めて城跡からそう見るとえげつないな。しかし、そうじゃなきゃ守りが不利だし」
信子「そうよ。当時は武田軍が一万以上囲んでたんだから。生きた心地なんてしたもんじゃないわよ、きっと」
益利「ここから見渡して、一万の軍勢か…。泣いて謝りたくなるな」
信子「へたれー」
おじさん「これをどうぞ。資料ですよ」
信子「あ、はい。ありがとうございます」
益利「どうも」
おじさん「見学ですか?」
信子「ええ、この間業政駈けるという小説を読んで来ちゃいました」
おじさん「あれはよく書かれてましたね」
信子「そうなんですよ。群馬にもすごい武将がいたんだぁって思いました」
益利「なんでもこの城の正面は沼だとか」
おじさん「ああ、沼はもう無いんですよ。よかったらここの事を説明しましょうか」
信子「あ、こちらこそお願いします。もう知識なんてまるでないもんですから」
益利「助かります」
おじさん「そうですか。あそこから見えるところがありますよね。あそこは昔堀でしてね…」
信子「ふむふむ」
益利「へえ」
おじさん「…そして、井伊直政の時代には…」
信子「え、井伊直政ってあの?」
益利「城主だった時があるんですよね」
おじさん「そうですよ」
 それから、箕輪城話が盛り上がり、ずっと話こんでしまう三人だった。ちなみに10月31日には箕輪城まつりがあります。

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