東芝の決算にまつわるドタバタ劇といい、ニコンやパイオニアも赤字ときたもんだ。結局アベノミクスでは円安による円安=業績回復イメージからの株高に誘導しただけで、当の本人である企業の決算が良くないと来た。まあ、そもそもアベノミクスも規制緩和してなかったし、ルールが変わらなければ需要も起きず、年寄りなんかスーパー以外でお金を使うこともなし。まあ、決算悪くて当然だけど、赤字になるほど売れてないのに日本はなぜか忙しく働かされてる。何をしてるんだか穴掘って穴埋めてるんじゃないだろうか。とは言え現場の人間は上の指示にしたがって意味不明な残業してるんだろうし、経営三流という日本の欠点がここに来て毒になってきてる。まあ、日本の企業って現場に邪魔なやつほど出世して遠くに行って欲しいという感じだし、結果上層部がクズしか集まらない。日本の出世システムではクズほど出世して現場にいて欲しいくらい優秀な人は管理職でないからと給料が安い。
　プロスポーツ世界はそこら辺シビアな賃金体系になってるわけで、現場の選手のほうが上司の監督よりも高給取りなことが当然だし、そこに日本人も疑問に思わないだろう。豪速球投げる投手やホームランをここぞという時に打ってくれる打者が給料が高くて当たり前だ。しかし、その状況を自分の会社に当てはめることはしない。現場で優秀な人は社長よりも高級であってもいいし、現場で優秀な人を不慣れな管理職にして才能を潰す必要もない。そんなわけで現場のセンスがない人ほど邪魔だから出世するわけだ。
　株を始める前は学歴主義に何にも思うところもなかったけど、株を始めて真っ先に思ったのが東京の有名大学卒集めてる企業が思ったほど成長しないどころか落ちていくということだ。本当にこれには素直に驚かされたし、がっかりもした。今のような現状を見れば株をやってなくても高学歴集めた会社の無能さ、高学歴の結果の出さなさを肌身に感じるだろう。日本企業は本当に優秀で新しく面白いことを思いつく人物を評価していかないと片っ端から大企業が倒れるんじゃないかと感じる。ニコンなんか保守的にカメラ作ってきたけど、デジカメ時代は機械式部分やレンズだけでなくセンサーや動画といった部分も強くないといけないけど、デジタルや半導体には弱いのがニコンにとって致命的になりかねない。いっそ東芝の半導体部門をニコンが吸収すれば起死回生もあるかもしれないけどしないだろうなぁ。地味にLUMIX　GH5出た後にLUMIXの存在感が大きくなりそうな感じもする。てか今ニコンのAPS-Cだけど、フルサイズ一眼は持ってみたり撮ってみたけどやっぱりでかすぎ。なんかこう一般受けしそうなサイズじゃないんだよなぁ。ギリギリAPS-Cサイズがいいし、動画性能とかユーチューバーの動画で見るとLUMIXGH４の画像は本当にきれいだし。それにLUMIXの攻めてるところはスマホが補えない部分だから、狙いは悪くない。スマホ撮影のユーチューバーとGH４撮影のユーチューバーでは観ている時の快適さがまるで違う。やっぱり綺麗な動画は観ていて気持ちいい。内容はしょうもなくても。
　ニコンなぁ。無くなると色々困るけど、センサーを自社開発出来るように投資か買収するか、レンズ専門メーカーになるか、カメラ以外でも稼げるようになるか。無理かなぁ。インスタグラムがもっと流行れば一眼レフ需要は高くなるけど、インスタグラムならAPS－Cやフルサイズである必要もないし、それこそマイクロフォーサーズでもいいわけでLUMIXGH５が出たらそれ一台でインスタとユーチューバーとこなせるし。なんだかなぁ。てかそこら辺だと逆にマイクロフォーサーズのサイズの方がメリットが大きい。フルサイズ一眼って壁一面に貼る写真作ることが出来るポテンシャルあってもそんな写真必要な人いないし。オーバースペックではある。フォトコンテストのために爺さん達は使ってるみたいだけど。