今年いい映画が本当に多かった。まあ、どれもいい映画で見て満足だったといえる。しかし、どれも涙がこぼれることはなかった。今年は涙腺を刺激する作品は登場せず終わるのか。スターウォーズを見終わってそう思ってたけど、あのロッキーを継ぐ新章クリードが現れた。ロッキーそのものが大きな時間を内包するためにもうロッキー・バルボアはフィラデルフィアで生活してる実在の人物といっても過言ではないほど存在感がある。そんな彼もさすがにリングに立てる年ではなくなった。そこに訪ねてきたのがあのアポロの息子だという。特にロッキーとアポロの関係は特別な為にこのコンビの重さは一際違う。ロッキーもエイドリアンに先立たれ、エイドリアンの兄であり偏屈でクチの悪い親友ポーリーもクリードでは亡くなってる。ファイナルでは元気だったポーリーも亡くなってるのが地味に結構重い。
なんにしてもロッキーシリーズ観てる人なら涙なしでは見られないほど素晴らしい作品だ。今年最後にいい映画に出会えたと本当に思う。