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クローン・ウォーズでクローンを思う。

朝刊
12 /12 2015
 クローン・ウォーズ面白いんだけど、クローンについて色々考える作品だよなぁ。戦場の使い捨てされるクローン兵だけど、兵士としての誇りを持ち訓練される。全員同じ遺伝子であるために身長や顔が同じために髪型髭で個性を出してる。戦場では鎧のデザインで識別されるために戦場の方が個性があるくらい。
 まあ、そんなクローンさんだけど、実際に一人の人間のクローンを大勢作りその集団で生活させたらどうなるのか。本当に身長は同じなのか、頭髪のハゲ方も同じなのか。同じ食生活同じ習慣でどう違いが出るのか出ないのか。食生活や習慣が違えばどう変わるのか。もしくは漫画アクメツの生のように全く違う社会に同じ時を生きた場合、どう人生が違うのか。これが行えればどういう生活をすればどんな後天的な違いが出るのかわかるわけで、怖いのが正解がわかってしまった人類はどんな習慣を選んでいくのか。禿げない生活を発見したらそういう生活を行うようになるだろうし、女性の胸が大きくなる生活を発見したらそういう生活を行うだろうし。
 さらにクローンだらけの社会でも気になる。複数の人格が共同生活すれば自ずとリーダーが生まれ、働き蟻の理論通りにサボる人間が同じ遺伝子であるのにも関わらず出てくるんだろう。でもその違いはどこなのか。立候補への手を挙げる決心が早いかどうかの違いだけで後の人生が大きく変わるのか。授業を受ける時の席の位置で変わるのか。あと性的マイノリティーでない遺伝子からは性的マイノリティー人格は出てこないのか、またはその逆はどうなのか。同じ遺伝子のクローンだけの社会での同性愛や恋愛はありえるのか。もうそうなると同性愛を越えた自己愛と言えるのか。ナルシストな人は自分でない自分にどんな興味を持つのか。色々気になる事が思い浮かんでクローン・ウォーズの話に集中できなかったりする。そういった意味で無駄に哲学的な作品だ。あとドロイドとクローンの戦争だけど、この消耗品として戦ってる戦場に兵士として参加したい人っているのか。なんかこのクローン戦争で死んでも死が軽く見えそうで参加しして死にたくないよなぁとか思ったり。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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