くちびるに歌を観てきた。もうあれだね、中学生が手紙を合唱するだけで泣けるわ。なんかこういうところに感動するってのはもう年かね。
まあ、そうはいっても映画自体も結構良かったと思う。二時間半くらいあったけど、長く感じなかったしスタッフロールにアンジェラ・アキの手紙が流れたから終わるまで席にいたし。やっぱり手紙は名曲だわなぁ。アンジェラ・アキってこの曲以外知らないけど、その一曲が100年に一度の名曲なら十分だよなぁ。てか紅白で合唱コンクール優勝チームが歌って欲しいわ。紅白ってその時代その時代の名曲をやればいいと思うよ。その人の代表曲で。なんか知らない曲やられてもポカーンだし。
それでこの映画で秀逸だったのが、自閉症の兄を持つボーイソプラノの子だな。気弱感が良く出てたし、彼の15年後の自分への手紙は良かったし、この自閉症の兄が最後ものすごい伏線を回収していくのはすごかった。同情を誘うためのキャラではなくてきっちりストーリー上重要な役割を持つキャラだったとはね。
結構面白かったけど、誰にでも勧めるって感じでもない気がする。まあ、中学生が手紙合唱しただけで感動できる人ならいいんじゃないかと。ああ、新垣結衣の代表作になるんじゃないかな。