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さてシティハンター突入

朝刊
05 /24 2014
 シティハンターを見始めてるけど、これやばいな。本当にアニメシティハンターの出来はすごい。今見てもすごい。
 そもそもこの漫画の原作がアニメオリジナル作家に優しいというのがあると思う。凄腕スイーパーが美女が絡む事件に関わって解決していくという流れであれば何でもオッケーという物語なので、原作の話が進もうが止まろうが、作家はこのフォーマットを守ればどんどん話を作れる。しかも時代が80年代後半という事もあり、良質なドラマが70,80年代に多かったおかげで、このドラマのネタを30分アニメにデフォルメして落とし込めば、どんな物語もシティハンター風味になる。しかも刑事ドラマも多かっただろうし、この手の話はテレビをつけてればネタが向こうから入り込むのだろう。そこに個性の強い冴羽獠が主人公でいて、相棒の槇村香の設定も美人ではあるものの男勝りのショートカットという事にしてるおかげで、毎回違う美人をヒロインとして迎え入れられるために飽きがこない作りになる。さらにアニメオリジナルの物語に違和感を感じないのもいい。ジャンプアニメにありがちな連載に追いついてしまったためのオリジナル物語になるキャラの性格や考えが変わったり、やたら原作内だけで出てきた必殺技しか使わない、もしくはその必殺技を執拗に使い続けるという時がある。その点、シティハンターは必殺技ないが、射撃がうまいという原作者でなくても扱いやすい特技なので、何でもできるし、何しても違和感がない。本当に原作の作りが原作者以外にもいじりやすいというのがすばらしいのだろう。
 逆に考えると、このどんな作家でもいじりやすいフォーマットだったのにエンジェルハートでは始まりが衝撃で、原作者以外にはいじりづらい設定にしてしまったために、シティハンターのように依頼からの解決という日常の連続が難しくなってる。
 さらに今のアニメは色がくっきりしてる絵だけど、シティハンターが今の色合いだとのっぺりして新宿感が出てこないように感じる。セル画であるからこそ、あの世界観がいいのだと思う。あとあの時代のファッションもドラマで見ると原色ギラギラでデザインもあの時代独特のクセがあるけど、アニメだとあれくらいのとんだデザインの方がおしゃれに見えるから不思議だ。
 シティハンターを見直してみるとあの時代はアニメシティハンターを作るためにあんな時代の空気になったんじゃないかとさえ思える。あと脚本に平成仮面ライダーの父とも言える井上敏樹さんもいたり、声優では山寺さんが下っ端の役をやってたりする。今では冴羽獠的なポジションの役をやってるのにねぇ。あとナベシンの名前も見た気もする。なんかすごいスタッフが集まってるんだろうなぁ。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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2007年8月31日開設
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