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e-dreamsというドキュメンタリー映画

朝刊
03 /14 2014
 なんかもう相場読めねぇな。チャートは全体的にやな感じするし、上げる気がしないし、そう言っても上げたりするのが相場だし。まあ、楽しむのが一番かな。
 そんなわけでドキュメンタリー映画探してたら、2000年前後のネットベンチャー企業のドキュメンタリー「e‐dreams」という映画を見つけた。この映画は在米韓国人の若者が一時間でネット注文された商品を届けるというサービスで起業し、スターバックスなどと提携しつつもIPO直前でネットバブルが弾けたために潰れた会社のドキュメンタリーだ。まあ、起業時からぼろぼろになるまで短期間かつその奇跡をしっかり映像にとっておいてあるのは評価できる。今上映してるウルフオブウォールストリートのリアル版と言ったところで、登場人物が本物なのも面白い。スタバのCEOまで出てるし、日本もTBSが取材してる。こんなKOZMOなんて企業あって、一時期スタバと提携してビデオ返却ボックスがスタバにあったとはね。まあスタバも出資してるらしいけど、業務提携でこの会社の出資してもらったお金をむしってるっぽいから、むしろスタバの方が上手とも思える。数ヶ月ゴミ箱置かせたら150億円手に入るならうまいもんだ。
 なんか生き馬の目を抜くような時代と夢と金に溢れてたあの時代を見事に映してるのは面白い。日本でもこういうの撮っておけよ。六本木ヒルズでバカ騒ぎしてる映像とか観たかったのに。
 あ、ちなみにオンザエッヂ時代のホリエモンのコメントがネットに残ってるのが面白かった。オンザエッヂ時代のホリエモンのまだ起業家がビジネスマンイメージなのも面白いし、バカ騒ぎしてるのを「可哀想になるというか、はしゃぎすぎ」とコメントしてるのも面白い。これと似たはしゃぎっぷりをライブドアで見せてもらったのにね。結局人間はその立場になるその立場の行動を求められるというか、これは多分誰もが逃げられないものだろう。KOZMOだろうがライブドアだろうかあの社長の立場になったら誰もがこの二社の社長のような振る舞いをするんだろうなと思う。まあ、まさにアカギが死ぬ前に語った積み過ぎた結果だろう。はしゃぐというのが自由にしてるように見えても実ははしゃぐように周りから求められてそれに応じてるように演じなければならなかったりする。本心はたとえ冷めていて家帰って寝たいと思っていても。
 多分この映画を観ているとこの社長とライブドア時代のホリエモンと重なってくる。当時はあまり好きではなかったけど、ライブドア事件から金融経済の本を読んで本気で勉強したのは事実だし、色々見てきたら自分があの立場なら同じように振る舞ってたなぁと思うようになってきた。まあ時代の寵児がまさか嫌いな人たちから養護されるくらいひどい理由で逮捕され執行猶予もつかないとは思わなかったけど。日本の資本主義が次の段階に行くにはもしかしたら刑務所に入ったホリエモンがもう一度上場企業の社長になるような事でもないとダメな気がする。つーか前科者でもう一度社長になれるような人材ってホリエモン以外にいないだろうなとも思えるし。個人的には好きではないが毒をもって毒を制すという感じではないだろうか。この国は前科者がカムバックできるという前例が無いことには先がないと思えるんだよね。
 まあ、とにかく結構面白かったからおすすめ。最後のぼろぼろ感もなかなかだし。ちなみにちゃっかりソフトバンクも出資してたみたいだね。
 ちなみに正当派なドキュメンタリーではスティーブ・ジョブズの真実が面白い。ジョブズの人生が一時間で見事にまとまってるだけでなく映画公開のお陰でかなり安くなってる。
 この二つのドキュメンタリーはまさに両極端なドキュメンタリーではあるものの、ジョブズも一本調子でうまくいってるわけではないのが興味深いが、彼はその逆境でもしっかり結果が出るような何かをしてるのが見事と言える。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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2007年8月31日開設
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