信子「いやぁ、
アラムニーさすがっすわー」
益利「お、おかえり。つーか
wikiがクラックされたらしいぞ。気をつけろ」
信子「えぇぇ。マジ?調べ物できないくらい?」
益利「根っこからやられてるっぽいからやばそうだな。近づかないのがいいんじゃね?」
信子「サマーウォーズのラブマシーンかよ・・・」
益利「んでどうだった?アラムニー」
信子「いやよかったよー。前に
エールの時に話しかけて色々教えてもらった子って、今の座長だったのね。驚いたわ。ジュリエットだし」
益利「へえ。そんな偶然もあるんだな」
信子「ま、向こうからしたら、あたしなんか覚えてないだろうけど、良かったよって声かけようとしても終わった後の人気がすごすぎて近づけないでやんの。まあ、あの子の歌声はマジやばいしね。うまくて声量あって高音出て音外れないんだから人気ない方がどうかしてるわ。まあミュージカル劇団って主役の囲まれっぷりは半端無いしね-。あたしの褒め言葉なんて要らないわね」
益利「なんだそれ。まるで恋してる子に相手にされなくて拗ねてる女子中学生みたいだな」
信子「うっ。何よ!そんなわけないでしょ。バッカじゃないの。バーカ!」
益利「お前も宝塚にはまる中年女に仲間入りか。なんかめんどくさいルールとか仕来りとか勘弁してくれよ」
信子「ちょ、あのね~。まあ、でもあの子のジュリエット綺麗だったわね。他のキャストも完璧だったけど、やっぱりメインのジュリエットの安定感は本当に良かった。一言声かけたかったなぁ」
益利「それを人は恋と呼ぶんだぜ」
信子「うるさいな。それにしても高校からミュージカルやって、まあ群馬でも有数な進学女子校の子達だからみんな大学行くわけでしょ。一番経験と人数がマックスなのがここかもね。エールは社会人だから、経験値ではアラムニーよりも上だけど人数の面でアラムニーに負けるし。まあ仕方ない事だけど」
益利「ロミオとジュリエットか。しかしまあ、息の長い作品というか何度上演してもたぶん受け入れられるんだろうな」
信子「シェイクスピアは偉大ね。何かと人が死ぬけど」
益利「まあ悲劇ってのは誰か死ぬことだからな」
信子「あんたが死んでも悲劇にはならないけどね」
益利「冷たいねぇ。まあお前が死んだら俺も死ぬけどな」
信子「遠慮するわよ。死んでまでついてこないで」
益利「・・・そう考えると案外悲劇ってすぐそばにあるのかもなぁ」
信子「なにマジになってんの」
益利「そらマジにもなりますよぉ。まあとにかくwiki観ないように」
信子「はいはい。わかりましたー」