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シャドーバンキングの問題の根っこってさぁ

朝刊
02 /28 2014
 TBSラジオのデイキャッチの現場記者のコラムのコーナーがあるんだけど、ここの中国の現場記者である福島香織さんの報告が中国シャドーバンキングのことを説明してるのが面白い。
 2014年2月25日の報告を聞いてもらいたい。シャドーバンキングのデフォルトになりかけた時に謎の投資家が来てお金を出してくれていたというのはシャドーバンキング調べてれば有名な話だけど、問題は暗黙のルールで元金が保証されているという中国の投資事情だろう。要するにまだまだ資本主義のおいしいところだけしか知らず、本当に怖いところを体験してないという資本主義未熟者というわけだ。損するかもしれませんといえば、おまえのところは損するのかと客が離れる。それが嫌だから投資は損するとは言えない中国事情。これではシャドーバンキングが大きくなっていく理由がわかるし、なにより歯止めがきかない。しかも一回のデフォルトでの連鎖とさらに未熟な投資家達の恐慌心理がパニックを起こすわけだ。ちなみに今年償還しないといけない額が4兆元。まあこれ全部政府が負担するとは思えないし、凌いだとしてもその後も続くわけだ。そんなわけでシャドーバンキングの破裂は政府が肩代わりをやめた段階だということがわかる。それがいつかなのかは中国政府の人間しかわからないだろう。なにかしらのサインが出ればいいのだけど。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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