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RENTいいな

朝刊
02 /18 2014
 映画RENT観たんだけど、これすごいな。テーマとか音楽がいいんだけど、よく映像化したなというかオープニングのキャストが並んで歌うシーズンズオブラブはやばい。特にやばいのがこのRENTができた成り立ちだね。映画見た後におまけのドキュメンタリーがブルーレイ版にあったので観たら、こっちが泣ける。RENTの制作の裏話から、ミュージカルとして始まるまでの話、さらにヒットした後での賞受賞の快進撃。でもそのヒットするところや受賞する時には作者のジョナサン・ラーサンはこの世にいない。なんとRENTの最後のリハーサルが終わって、明日が初演だという時に大動脈瘤破裂で急死していた。皮肉にもそのことも重なってこのRENTの人気は爆発的になっていく。特にエイズで友達を失っていったジョナサンのメッセージや自分の苦労した人生を重ねたこの作品が喝采を浴びるのを見ることなく亡くなってしまうのはまさに劇的という感じ。こんなことってあるんだな。
 特にこのドキュメンタリーこそを見て欲しい。とはいえ映画見てこそのドキュメンタリーだけど。しかしキャストはオリジナルキャストだったとは。まあ何人か本人の事情かで変わってはいるものの、この監督はセンスあるなぁと思ったら、実際にクリス・コロンバスは大監督だった。グレムリン、グーニーズから始まって、ハリーポッターの初期作から最近のヘルプまで手がけてるという名監督とか。
 RENTの時代は日本はバブルで浮かれてた時代の1989年なわけだけど、アメリカの若者は喪失感やら貧困やらジェネレーションXと呼ばれてた時代だったりするけど、なんか最近の日本が1990年のアメリカに似てきてるような気がする。もしかしたら、今の方がこのRENTに共感できる時代なんじゃないだろうか。まあ、ドキュメンタリーの方まで見て感動しない人はまずいないだろう。映画だけだと、案外日本にいると身近な友達がエイズで亡くなっていくという感覚がわからないけど、ドキュメンタリーでそこを補完してる。特にこの作者のジョナサンの人生は悲しいくらいドラマチック過ぎる。
 ぜひ観るならドキュメンタリー付きのブルーレイで観るのをおすすめします。
 あ、そうだ。コリンズ役の役者はアリーマクビールに出て、アリーの恋人役やってたのにウィキペディアに載ってなかった。ウィキペディアの穴を発見できたのでちょっと快感。



黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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