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市民プールの考察

朝刊
08 /28 2013
 気づけば、というか甲子園終わったらいきなり涼しくなってきた今日この頃。あの暑苦しかった夏もそろそろ終わりそう。そんなわけで市民プールに一月通って感じたことでも書いておこうかなと。
 まあ、まず地方の市民プールは空いてると言うことだ。お盆休みで実家に帰る人も多いが、帰った先でやることが無い人が多いだろう。それなら、実家に帰るついでに実家の市民プールに行けばいいと思う。なんか東京のプールって混んでるらしいし、なにより実家に帰ってもやることなんかないんだから。実家に帰ると言うよりも実家の市民プールに行くって感覚の方が目的意識もあっていいと思う。つーか利用しないと地方のプールも存在が危うい。
 あと利用者が特殊な人が多かったおかげで色々と勉強ができた。土地柄ブラジル人が多かった、と言うよりも日本人の若者の利用者が少ないのでブラジル人や他の外国人のプールの認識を観察することができた。彼らにとってのプールとは日本の風呂兼カフェやバー感覚に近い。泳ぐと言うよりも友達と話しながら涼み、日光浴を楽しむという感じだ。そういやラジオで言ってたけど、豪華客船の始まりは旅行と言うよりも金持ちが日光浴を楽しむのが目的だったとか。本当かどうか知らないけど、確かに外人の日光浴好きはよくわかる。まあ、確かに気持ちいいのは確かだ。
 そんな外国人に対し、日本人のプールの認識は完全に違う。日本人だけのプールなら気づかなかっただろうけど、僕も含めて日本人のプールの認識は泳ぐことを目的として利用するスタイルだ。一人で来てるのは当然として友達同士、恋人同士ですら、日本人は真剣に泳ぐ。子供の頃からの教育なのか洗脳なのか、プールと言えば泳ぎの鍛錬場としての認識の強さが外人との利用法の違いからはっきりと見てとれる。外人達はまず水中メガネを持ってこない。泳ぐと言うよりも水浴びをしにきてるからだ。
 それに比べて日本人はまず泳ぐ。クロールでも平泳ぎでもふざけていてもバタフライとかまず泳ぐ。ここが面白いところで外人に比べると遊びに来てるはずのプールのなのに日本人はまず遊んでない。これは僕自身もそれに当てはまり、確かにプールに涼みに来るという感覚はなかった。まあ幼児をつれた母親は涼みに来てるが、遊びと言うよりも仕事という認識の方が強いだろう。
 その為かプールの利用法での事で外人と監視員は良くぶつかるというか、そもそもプールの認識が違うのだから、当たり前というか。なんか日本の考え方のフォーマットがいかに歪な物かと言うことに気づかされる。日本的な考え方が世界では奇異に見られる感覚もわかるというか、プールに対してここまで厳しいのも日本くらいじゃないかと思える。まあ外国は知らないから何とも言えないけど。
 ただそんな遊びに行ってるはずなのになぜか鍛錬してる日本人は他の水浴びしてる他の外国人の誰よりも泳ぎがうまい。確かに体格や肌の色では負けてるものの、泳ぎでは日本人は優れてるのが見てわかる。子供の頃から泳げるようにさせていて、しかもプールでは泳ぎの鍛錬するもの、泳ぎの競争するものと植え付けてあるだけはあって、プールに入った日本人は泳がないといけないという脅迫観念におそわれて泳ぐ。別に涼んで日光浴でいいのにというかそれこそがグローバルスタンダードだろうに。だから、ほっといても泳ぎがうまくなるわけだ。
 なんとなく多国籍なプールにいると日本人が水泳で結果が出る理由がわかる気がした。一般市民レベルでの泳ぎのレベルがまるで違う。
 あとブラジル人女性には本当に美人がいて恐ろしい。トリンドルの南米カラーみたいな黒髪肌が小麦色な子がいたり、なんかもうタレントレベルなのがごろごろいる。さらに恐ろしいのが受験前の女子中学生で、ポルトガル語と普通の若い女の子言葉を使い分ける。ハイブリットなブラジル美少女とかいるし、これが高校に上がって高校生とかなるわけで、高校にこんな化物がいたらと思うと、高校生活がうらやましいような。中学生なのにサングラスが似合うし、なんかもう時代というか日本も変わったなぁと思う。つーかこんな子と同じ学校に行く日本の女子がかわいそうというかなんというか。
 あ、あとブラジル人の男女グループも日本人よりも仲良く遊んでても、恋人の一線を越えるのはなかなか難しげ。一番かわいい子はもう彼氏みたいのがそばにいるし。ポルトガル語がわかれば人間関係とか距離感もわかるのになぁ。ポルトガル語はまるでわからん。
 まあなかなか面白い一夏の経験だった。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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2007年8月31日開設
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