2ntブログ

スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一票の格差だけど

朝刊
03 /30 2013
 何かと司法と立法のケンカである一票の格差問題だけど、そもそも今国会が頑張ってる0増5減案ってのも微妙って思うわけよ。一時的な区割りをいちいち国会で決めるのであれば人口の変動に一票の格差は順応できない。だったら、TBSラジオのデイキャッチの荒川さんの言う国勢調査に応じて議席を割り振るやり方の方が合理的というか、何のための国勢調査だよって感じがする。
 それにもともと自分達の身の振り方を自分達で決めるってのもおかしな話。立法府であるとは言え、国会議員の区割りなどを国会で決めるのはおかしい。いっそ一票の格差を注視してる司法が国会議員の区割りなど決め、それを国民投票で決めるやり方にすべきではないだろうか。国会議員の身の振り方を国会で決めるのは明らかな矛盾である。彼らの身の振り方を決めるのは最終的には国民であるべきだ。だから、案を司法が作り、何案か作ってもらい、それを国民投票で最下位の案を消していくやり方で最後は決選投票で決める。国民全員での投票を何度もやるのは手間と時間とお金がかかるものの、それくらいして決めるべき重要なことなのだ。国会議員達の処遇は。
 まあ、そんな司法が案を作り国民が決める流れの始まりのスイッチはやはり最高裁が違憲を認めた時だろう。
 あと、日本は立法と行政がくっつきすぎてよくわからなくなるが、国民の代弁者である国会議員の身分で憲法改正を訴えるのは問題ないが、行政側の立場で憲法改正を訴えるのは憲法違反だったりする。ここは法のプロであるはずの国会議員もわからなくなってるようで、面倒くさい。つーかちゃんと三権分立しろよ。混乱するくらいなら。立場が国会議員と総理の立場ってのがそもそもの大きな矛盾を生み出してるわけだ。国会議員からしか総理を選べないとなってるとは言え、選ばれたら国会議員の仕事を辞めずに総理をやることは三権分立に反してるわけだ。
 本来なら行政と立法がしっかり分かれていたら、もっと政治がわかりやすくなってるはずだ。日本の社会という授業を受けていて混乱するのがここだ。国会議員が総理やってるのに三権分立って別れてないといけないんじゃないの?って。このために国民の大半は内閣と国会の違いをはっきり認識してない。まあ、当然と言えば当然だ。はっきりしてないんだもの。本来なら総理大臣や他の大臣になった議員は議員辞職して、その議席の補欠選挙をするのが綺麗な三権分立だ。まあ、今回は司法が怒ってくれているので少しは三権分立にして日本の三権分立の異様さに国民が少しでも気付いてくれればと思う。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
投資法は現物買い推奨
投資による損失は自己責任でお願いします。
福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
紹介・リンクフリー
kurokei-bana-