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2012年もそろそろ終わりか。

朝刊
12 /05 2012
 なんか気付くと今年も終わりそうだけど、今年一年は何というか風のない一年だったような気がする。風というのは今まで年を通して何かしらのブームがあったわけだけど、このブームを風と呼んでみる。これが大ヒットしたとか流行ったとか今年は本当に無かったな。なんでも本もミリオンヒットが無かったようだし。
 それに次の時代を感じさせる何かも無かったし、なんつーか袋小路的な感じがする。いつも時代は新しい物を生み出してきたけど、ここに来てそれが無くなった。
 よくよく考えると最近の流れの主流はパソコンから派生する物だった。パソコン、ネット、スマホ。この流れも当たり前のようで、スティーブジョブズがパソコンを作って売ったところから始まるわけだ。さらに次世代パソコンの立場になるスマホもジョブズのアイデアだし。どこかで見たドキュメンタリーでは元々作りたかったのはパソコンではなくて今のアイパッドみたいなシンプルなタブレットみたいだし。アイパッドに辿り着くまでにパソコンの形式になって、それが一般的なパソコンになってたようだ。でも技術があれば一気にマッキントッシュじゃなくてアイパッドだったのかと思うと、今のスマホまでの流れもジョブズはパソコンを作った時に思い描いてたことになる。
 ジョブズの頭の中に今の時代がとっくの昔に描かれていて、パソコンとはこういうもんだとジョブズに与えられたメーカーは頑なにパソコンを作っていた。技術的にはiPhoneを作れる技術があってもそちらには行かずに。
 そう思うとどんなに優れた技術があろうと、どんなに質の高い議論や会議を重ねてもたった一人の閃きに近いアイデアが時代を変えてしまうわけだ。それに今のもっとも活況な産業であるスマホやネットもジョブズ無しでは存在してたかどうかも怪しい。昔の映画が描く未来とはやたら期待しすぎな描写が多いけど、ケータイに関しては過去が描いた未来を大きく上回っている。過去の映画の時代でスマホ的な小道具を作っていたら、未来といえどそこまで便利なコントローラが出来るとは思ってないだろうし、何よりシンプル過ぎて手抜きだと思われてしまうだろう。
 そう考えるとジョブズが時代を作ってきたとも言えるが、その天才が亡き今、それと同等な天才が時代に生まれてこない以上時代は大きく変わることもなく、この方向感のない閉塞感ばかりの時代を打破できないんじゃないかと思う。
 今必要なのは時代を変えるほどの全く新しい何かを生み出せる天才だろう。ジョブズが生きていたら、iPhoneの次を見せてくれたのか。しかし、スマホの次の全く新しい商品とは一体何だろうか。全く想像付かないが、きっとヒントはどこかにあるんだろうと思いたい。

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黒崎銀二

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