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アウトレイジ ビヨンド面白かったなぁ

朝刊
10 /11 2012
 iPS細胞でノーベル賞スピード受賞でスゴいけど、このiPS細胞の登場で今までSF映画や物語であった実は自分は金持ちのクローンで臓器移植のために生かされてた的な近未来への流れが変わったわけだ。まあ、長いこと続けてる多重人格探偵サイコはこの手の話だったけど、完全に山中教授にさらに先の未来に行ったわけでサイコの話がローテクSFになってしまったわけだ。だからさっさと終わらせれば良かったのに。だけど最近やたらと猟奇的な事件が頻発してるし、境南か元警視が日本刀のようなもので殺して立てこもりとか意味不明な事件が起きてるけど、この世情の異様さはむしろ多重人格探偵サイコっぽいよねぇ。こっちもサイコに追いついた感じか。

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 そんなわけでアウトレイジビヨンド観たけど、面白かったねぇ。今回は前回の展開で出世したもの、リベンジする者の話で、初めはあまり殺人は多く無く、むしろ人間関係が描かれてる。それでも死んでるけど。まあ、とにかく面白かったから観た方がいいんじゃない?特にイライラしていても「うるせえよ、この野郎」って言えずにペコペコしてる人はこれを観て発散したらいいんじゃないかと思う。アウトレイジビヨンド観て思ったけど、ヤクザという環境の方がキレ芸が映えるからヤクザになってるけど、ヤクザでなくてもこれくらい頭の上がらない人にぶち切れて怒鳴ってくれる映画はストレス発散にいいかもしれない。ちなみに人が死んだりするけど、ヤクザ映画と言うにはそれほど悪行(薬、セックス、金積み)の描写が無くて、むしろカジュアルな感じになってる。本物のヤクザ映画にあれだけの観客が入って観てたらどん引きだろうし。あのレベルのヤクザ映画がいいのかも。暴力表現は多少過激に見えるが、アメリカのコメディ映画の方が反社会的行為を描いてる。アウトレイジビヨンドは確かに死ぬ人は多いものの、不思議と不愉快な気分になる人は少ないんじゃないかと思う。カジュアルなヤクザ映画というか。

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黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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