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伊右衛門の広告が斬新だった

朝刊
10 /09 2012
 昨日けやきウォーク前橋に行ったら、なにやらイベントの準備をしてたので見てみると、本庄第一高校の書道部の書道パフォーマンスがあるという。へえ、面白そうと思って見たら、至る所にサントリーの伊右衛門の宣伝がある。そう、なんとこの高校部活の書道パフォーマンスはサントリープレゼンツだった。
 高校部活の活動を企業が宣伝も兼ねて、後押しするという試みは面白い。しかも書道とお茶の伊右衛門の相性も良い。プロのタレントを雇うよりもお金もかからないだろうし、高校生達もいい勉強になるし、何より高校生の活動を後押しするというスタンスは好感度がかなり良い。高齢者にとっては若者がわいわいがやがややってる姿だけでもショーになってるし、高校生の出し物である以上、失敗したとしても許される。企業イメージの向上はかなりある割に、失敗したとしてもデメリットがかなり少ないスポンサーとしてこんな良い関係になれる広告方法もなかなかないんじゃないかと思う。しかも、この書道パフォーマンスしっかりと成功していてかなり字がうまかった。それにショッピングモールとも書道パフォーマンスは相性がいい。吹き抜けになってるイベント会場なわけで、上の階からも覗く形になってるが、書道パフォーマンスは上から見る方が字が書かれてるのが見やすく面白い。ショッピングモールでのイベントはなかなか二階や三階からだと見づらいものだけど、書道パフォーマンスは上から見た方が面白いイベントだったので見下ろし型のステージとこんなに相性のいいイベントも珍しい。
 このイベントというかスポンサーになる方法を思いついた人は素晴らしい。と言うか高校生の活動を企業が応援して、応援する姿で知名度や好感度を上げていくやり方こそが正しいのだと思う。今までがテレビCMという楽な広告法が鉄板であったために多様性が無くなっていた宣伝方法がここでもう一度テレビCMではない手法の模索し始めたのは面白い。
 テレビのCMになってる企業へのデモなどが盛り上がっていたりしたが、確かにそういった活動もいいが、企業に対して素晴らしいと思える広告の方法があった場合はしっかりと褒めてやるべきだと思う。批判ばかりで対案無しでは現与党元野党の民主党と変わらないわけだし。
 とにかくこの高校生の部活動を企業が応援する広告法は本当に素晴らしいと思ったし、こんな広告法を思いつき実行するサントリーに拍手を贈りたい。ただ最後に高校生がサントリー茶と書いて終わったのだが、どうせなら緑色のシートに白字で「○茶 抹茶入り伊右衛門、はじまる。」と新伊右衛門のキャッチフレーズを書いた方が面白かったんじゃないかと思う。まあ、些細な点だけでこのイベントは本当に趣味の良い広告で良かった。
 こういう文化部ってのは表に出る舞台が無いから、企業がこういう支援するのは本当に良いことだ。吹奏楽部とかスウィングガールズなどだって定期演奏会みたいなところじゃなくて、こういうショッピングモールなどで演奏するのも良いんじゃないかと思う。こうやって脚光を浴びる舞台を企業が提供する事によって学生も自信や個性が育まれていくだろうし、頑張って結果が出れば、プロ契約によって直接的に大金と結びつく野球部以外の部活も盛り上がるんじゃないかと思う。そもそも文化部の虚しさってそこだしなぁ。こういう書道パフォーマンスのような事があれば、文化部も盛り上がるだろうし。
 まあ、とにかく高校の書道部のパフォーマンスを広告に使おうと思ったサントリーは素晴らしかった。鳥肌が立つ広告法を見せてもらえるとは思わなかった。しかし、広告を高校生がするのはいいな。準備してたり喋ってるだけでも高齢者からすればショーになってるんだから。タレントだと出番まで隠さないとダメだけど、素人高校生なら出番でなくてもブラブラしてるのでそれだけでも華になる。どうせなら、その時に高校生達に伊右衛門飲ませてたらなお広告効果あったんじゃないかなぁとか思うと、高校部活との広告戦略はまだまだ色々練り上げられそうで面白い。地元の高校生のタレント力は甲子園で証明もされてるし、なまじ無名でつまらない芸人使うから地元の高校部活の方がいいかもねぇ。広告キャラクターの地産地消みたいな。

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
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