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ダークナイトライジングの風景

朝刊
08 /06 2012
信子「あら、明治の紙パックの喫茶店コーヒーってのを買ったんだけど、味がクリームかけたコーヒーゼリーみたいでいい。このクリーム感と甘さと苦さが同じ。これ好きだわ」
益利「へえ、紙パックのコーヒーなんて飲んでないなぁ」
信子「コーヒーはいいのよ。それよりもダークナイトライジング。なんつーか、微妙だったなぁ」
益利「ダークナイトのジョーカーがいないから、期待してなかったけどなぁ。なんかなぁ」
信子「なんつーかさぁ、ダークナイトの続編って言うよりもビギンズの続編よね。バットマンの苦悩がテーマみたいな。まあ、ダークナイトはあのジョーカーがいたお陰で大きく化けたわけで、もしもジョーカーをヒースレジャーが演じなかったら、ダークナイトもこのくらいだったんじゃないかな。でもこのダークナイトライジングもこうすれば面白く感じるでしょ?こういうのが好きでしょ?って気持ちは伝わってくるけど、どうにも敵キャラがものたりないというか。最後の大どんでん返し的なネタも、ああ、こういう展開ね。もう見飽きてるわぁって感じだし。なんだか大作を作ろうって気持ちはビンビンに伝わってくるけど、空回りというか。なんか乗れなかったし、長かったなぁ」
益利「やっぱり敵役が重要なんだよな。でもオレの好きなアンハサウェイは良かった。あれは良かった。というかエロ悪姉さん演じさせたら最高だな」
信子「まあねぇ。でもお陰でバットマンとキャットウーマンのコンビの方がキャラ強すぎて、ベインが相対的にキャラが弱くなっちゃったのよねぇ。もしもベインじゃなくてジョーカーなら本当にいい対称だったろうにねぇ。しかし、ヒーロー物は敵キャラが重要ねぇ。今回の映画仮面ライダーフォーゼもアクションとか全体的にいいんだけど、敵キャラが弱いのよ。劇場版Wのエターナルがどれだけいい味出してたかが良くわかるわ。ゴーバスターズに関しては本シリーズから敵キャラの存在感が弱いから、映画もねぇ。なんつーか強くて説得力のある魅力のある悪役がいないなぁ。バットマンのジョーカー、仮面ライダーのエターナルと物語の魅力を決定づけるのは敵キャラなのよね。いかに魅力的な敵を作れるかが作品にかかってる。むしろ魅力的な敵役さえ作れたら、主役って弱くても良いのかも。パニック映画とかホラー映画とかジョーズとか貞子なんて敵キャラだけで成り立ってるし」
益利「ラピュタのムスカとかなぁ」
信子「うーん、ダークナイトライジング観て思ったことはぁ」
益利「なに?」
信子「ダークナイトをもう一度見直したいと思ったこと、それと」
益利「それと?」
信子「仮面ライダーWの劇場版でエターナルが出てる映画も見直したくなったこと」
益利「アカデミー賞は最優秀敵演賞も作るべきだな」
信子「ああ、それ面白いねぇ。それがあったら、殿堂入りはダークナイトのジョーカーだわ」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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