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オウム真理教の事件の時高校生だったな

朝刊
06 /12 2012
 今頃になって菊池直子が捕まり、高橋容疑者が逃亡してる今現在。ずっと張り出されていた指名手配の人物が捕まる時代になるとは思いもしなかった。そんなわけでまた思い出されるオウム真理教とサリン事件だけど、あの当時は高校生でしかもサリン事件の前に阪神淡路大震災があり、あれ以前まで残ってたバブルの残り香が完全に消された年だった。僕にとって95年はまさに時代の変わり目の年を体験したと言う一年だった。確か年末くらいにウィンドウズ95まで出たと思うから、本当に時代の変わり目だった。
 僕にとって阪神淡路大震災は優秀だとされていた大人達が取り乱してメッキを派がした姿を見せられて、受験による優等生はフェイクだと言う事に気付かされた震災だった。あの時の慌てっぷりはそれまでの事件が実は予定調和で起きてたものだったんじゃないかと思うくらいに政治家、官僚の取り乱し方は異常だった。そんな安心安全神話が当然だった日本が疑心暗鬼になってところに地下鉄サリン事件が起きた。
 そもそもオウム真理教なんてものすら知らなかったのに無味無臭の殺人ガスなど、もう映画の中の事件のような事が起きたわけだ。受験人形学生だった僕はこの二つの大きな事件をきっかけに目が覚めて、これ以降受験勉強というものに価値を見いだせなくなった。
 特にオウム真理教が関わってるのではないかという疑いの時点でオウム側のマスコミ担当で出てきた上祐という男がものすごかった。胡散臭い宗教団体から出てきた男が理路整然とオウムの立ち位置や無関係である事を説明というか印象付けていくのだ。これがのちにディベートの達人であることがわかるわけだけど、まさかそんな人物が出てくるとは思わなかった視聴者は驚いたものだ。相手の言う言葉を理屈と屁理屈と知らないでちぎっては投げちぎっては投げていく。上祐自身の頭の良さも実感したものの、このトークテクニックは良く出来てると感心した。どんなに状況が不利でも勝てなくても負けない闘いをしていく上祐はスゴかった。
 当然その圧倒する説明力に若い女性が上祐のファンになると言う社会的な動きも問題になったりした。サリンも怖いがむしろこの男の能力の怖さとこれだけの能力を持ってる男が起業や一流企業では無く、こんな胡散臭い宗教に入ってることが怖かった。一体何がどうしてこうなったのか。テレビに出てくるインテリがあんな胡散臭い服着た男に勝てない。それに討論の戦い方が上祐の方がスタイリッシュという有様。まあ、旗色悪すぎるオウム真理教の擁護で戦っているから、不利ではあるものの負けない戦い方をしてたわけだけど、これがもっと冤罪容疑者の擁護などなら圧勝してたんじゃないかと思う。
 まあとにかく色んな怖さを見せられた一年だったし、優秀な人物であるはずの政治家官僚のメッキが剥がれ、胡散臭い宗教団体から能力がずば抜けて高い男が出てきたわけだ。全ての事に対して反論する姿に「ああいえば上祐」という言葉が生まれたのもこの時代を象徴してたと思う。

 なんとビートたけしと麻原の対談があった。特に興味深いのがビートたけしが惹かれかけてるところだ。ただの胡散臭い気持ち悪いだけの男とは違う事がこれで良くわかるだろう。


 それから「ああいえば上祐」の特集。久しぶりに観るとやはりこの男ただ者じゃないよなぁ。上祐の登場で少しは日本のディベート力が上がったのかと思えば、今の政治家を見ればわかる通り。上祐に勝てる政治家っていないんじゃないかと思える。ああ言えば上祐VSただちに枝野という決戦を見て見たいものだ。





黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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