信子「やっぱり桜はきれいねぇ」
益利「若い頃はなんとも思ってなかったのに、桜って年々好きになっていくな」
信子「なんでだろうねぇ。きれいねぇ…」
益利「薄いピンクの花がものすごい量で咲くからかな。しかも早い時期に散っちゃうし」
信子「きっとそうねぇ。きれいねぇ…」
益利「あー、さっきからオレの言ってる事聞いてねえだろ」
信子「そんなことないわよねぇ。きれいねぇ…」
益利「しかし、花見の場所にブルーシート敷いたりとか、色合い的にどうなんだろうな」
信子「ブルーシートの青さって嫌いだったけど、もうあれはあれで風物詩だと思えるようになったわ。きれいねぇ…」
益利「昼間からこうして桜見てるって本当に贅沢だよなぁ」
信子「本当に贅沢ねぇ。きれいねぇ…」
益利「ところでいつまでこうして見てるんだ?」
信子「いつまで見てようかしらねぇ。きれいねぇ…」
益利「まあ、こんな一日もいいもんだなぁ」
信子「やっぱり桜はいいわぁ。きれいねぇ…」