ヨーロッパは消費税２０％だから日本はまだ上げられると言うけど、その欧州は失業率が半端なかったりするわけで、一番合理的な財政再建策を僕なりに考えたんだけど、やっぱり天才デイトレーダー達で結成した政府系ファンドじゃないかなと思う。日本の狂った市場で勝てる強者ならあっさりリーマンショック前まで回復したアメリカ株なら大勝ちだろうに。せっかくデイトレードの流行で天才トレーダーを発掘したのにそれを認めようとせずに、クリックしただけで大儲けしてると言い放つ政治家ばかりだからなぁ。ダメだなぁ。はっきり言って正攻法の増税と税収で埋めるにはあまりにも大きすぎる借金と増える社会保障費なのに、もうリスクをとらずにこの損失を埋めるのはほぼ不可能だよ。あ、あと欧州は実は逆に消費税引き下げたらうまくいくんじゃないかと思ったりする。手厚い社会保障をやめることになるけど。
　そんなことより僕達急行A列車で行こうを観てきたんだけど、これは個人的に非常に面白かった。あ、個人的に面白いってのは実は一番の褒め言葉で、面白い！ってところからさらに僕の弱いところを刺激してくれるというか。
　この作品は電車マニアの二人の友情の話なんだけど、この二人の電車の楽しみかがちょっと違ったり、瑛太演じる鉄工所の社長の息子はちょっと気持ち悪く感じるくらいの好青年だったり、松山ケンイチは大手不動産会社の社員で妙にモテるものの相手の気持ちを考えない為に鈍感なところもある。まあこの二人仕事や鉄道趣味や恋人関係が絡み合って、趣味に仕事に恋に鉄オタ友達二人がぶち当たっていく正統派な物語。そんなに奇をてらったわけでもなく、まあ物語的には電車の進行のように大体観てる人が思ってる方向に流れていくわけだけど、この映画はその流れが本当に心地良い。なんなくほのぼのするこの二人のゆっくりながらも頑張ってる姿はどこか愛おしく、ずっと観ていたいと思わせる物語だった。高校は電車通学だったくらいで鉄道なんかそんなに興味も無かった僕でも楽しめたのだから、鉄道に興味の無い人でも大丈夫だろうと思う。個人的には最近観たアカデミー賞受賞とノミネートのサッチャーとマリリンよりも楽しめたし面白かった。
　森田監督の遺作だし、つまらなかったら何も書かないでおこうと思ったけど、面白かったので要らない心配だったなぁと。

気になる株価材料
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