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優秀な人材は本当に企業にとって有効か

朝刊
03 /28 2012
 ふと思うんだけど、大企業が傾いたりするんだけど、そもそもそういう企業は優秀だとされる人材を集めてるわけで、日本企業で言えば日本の有名大学の人材を掻き集めてるわけだ。それなのになぜか企業が傾く。逆に言えば、大企業は優秀でない人材が入る余地がないわけで大企業の失敗において低学歴の人材による原因は無いわけだ。そう考えると優秀な人材が集まって大企業を潰した事になる。これは今までの大企業はみんなしてきてるわけで、いつの時代の優秀だとされる人材が大企業に流れているわけだ。そう考えれば、大企業は本来優秀な人材ばかりで安心出来るはずの企業であるのに、業績が途端に悪くなったり潰れたりする事が起きるのはおかしいわけだ。
 まあ、時代と商品が合ってないとか、優秀だと採用した人材が本当は優秀ではなかったとかいう皮肉が言いたいわけではなく、確かに優秀な人材は優秀であるし、全員が完全に優秀だと仮定しても企業は倒れる時は倒れるだろう。このことは何も日本企業と日本の大学のエリートに限ったことではなく、むしろ本当に優秀な人材である天才を掻き集めてるはずのアメリカ企業でも同じ事が言える。アメリカ企業は金に糸目を付けずに本当の天才を掻き集める。証券やらITやら本当の天才を掻き集めてるのは有名だが、その天才を掻き集めてる割には盤石な経営が出来るわけでもない。金が有り余って天才を集めていたマイクロソフトも一時期の勢いは失って、ネットサービス企業に押されてたりするし、マイクロソフトの次に成り上がったグーグルも天才を集めてる割には検索サービス以上のサービスを生み出せなかったりしてるし、慣れないOSのアンドロイドも更新の度に色々と問題が起きてるようだ。SNSのフェイスブックやツイッターのようなヒットサービスを天才が集まってるはずのグーグルが生み出せなかったりしてるわけだ。
 あんなに遊びながら働くと新しいアイデアが生まれるとかIT企業の妙な社風がそんなに機能してるようには思えないほど、そんなに斬新なサービスを生みだしていない。案外天才と言われるような人材はコストばかりで利益に結びつかないのような気がする。もしも優秀な人材を掻き集めるだけでビジネスの新サービスを生みだし続けていられるなら、それこそマイクロソフトはずっとIT企業のトップであり続けられたはずだ。天才がいるから盤石にならないからこそ企業というのは面白いのかもしれない。

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黒崎銀二

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