『リアル・スティール』の魅力満載!大迫力のロボット格闘技メイキングも含む特別映像が解禁! いやぁ、ちょっと気になってたリアルスティールなんだけど、見てみたらこれがまた僕のツボにびしびし決まる。なるほどナイトミュージアムの監督らしいけど、あのコメディタッチがないのにここまでのものを作るとは。気楽に観に行って気楽に楽しめる作品って感じ。僕個人としてはこんな感じのテイストが子供の頃の映画の安心クオリティというか、ああ、これが映画って感じがするんだよねぇ。80年代を子供で過ごしたさがかねぇ。
まあ物語としてはCMとかで説明された通りの物語でそれほど何かめんどくさい話でもない。お金のない元ボクサーとその子供と一台のロボットの話。まあ、この元ボクサーのヒュージャックマンが本当にどうしようも無さが見事、というか似合いすぎ。これからこういう役をやっていけばいいのにと思ったけど、確かソードフィッシュでもこんな役だったなぁとか思ったり。個人的にはソードフィッシュも好きなんだよね。
ヒュージャックマンは安心の男臭さを出してる一方、驚きはこの子供役のダコタくん。テレビのインタビューで見たけど、公募で選んだらしいけど、これだけの才能が公募で見つかるもんかね。本当に演技がいいし、何よりこの役がまた曲者で、日本の政治家は見習った方がいいくらいの交渉術を炸裂し、しまいには勝てると思ったらアカギお得意の倍プッシュで相手から毟る。さらに連戦連勝のカットがパッパッと映る時にいつも現金を相手から貰ってるのはヒュージャックマンじゃなくてダコタくんというのがナイス。まあ、このアトムはダコタくんのだから当たり前だけど、親父だし大人だからと子供を抑えつけないヒュージャックマンの父親よりも相棒に近い間柄とか地味に来る。
あとCMにも出てるヒュージャックマンがひょんな事から手に入れる感じで悪男子と書かれてる日本で改良されたノイジーボーイってロボットだけど、武将の兜風の頭とか結構カッコ良かった。でも日本らしさを出すなら今は漢字よりも痛車風に萌え絵を貼り付けてる方がらしい気がする。でもあの映画にはあの悪男子の方が似合うけどね。
しかしアトムはスパーリングロボットで見た相手の動きをトレースして憶えるって設定いいな。だからこそ、最新のプログラム相手に元ボクサーが教えたパンチで勝てるって言う流れはいいね。しかもCMであそこまで見せちゃうのかよってシーンがあると思うけど、映画を観てるとあのシーンをCMで知ってても燃えるのが良く出来てると思う。個人的に「Watch me!」のシーンはちょっと忘れられないシーンかも知れない。あと相手のロボットを挑発するところとか。DVDで安く出たら買っておきたい映画だ。まあ、ぶっちゃけると現代版のロッキーって感じだけど、ロッキーの流れが好きな人なら大丈夫じゃないのかなと思う。ただ気になるのはアトムがスパーリングロボットだとは言え、打たれ強すぎる点かな。もうちょっと打たれ強い理由になるシーンが欲しかった。特殊な改造してあるとか、パーツを組んだとか。強さについては元ボクサーがパンチを教えてるシーンで納得出来るけど、ちょっとノイジーボーイがあっさり破壊されたのに旧型機のアトムが壊れないのがちょっと気になった。それくらいでそんなに気になるところは無かったし、見終わった後に気持ちが上がってたから久しぶりに気持ちよかったので満足だった。
なんだろ、最近負け組のサクセスストーリーにやたら相性が良いような気がする。
気になる株価材料
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