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タバコや酒に並ぶ日本が産んだ中毒商品TENGA

朝刊
11 /10 2011
 TENGAってそういや試したこと無いなぁと思って早速アマゾンで注文した。そんで試したわけだけど、これはすごいね。届いてからまず驚いたことはそのデザイン性。まあ普通に部屋に置いておいても使用目的が分からないくらいレベルの高いデザイン。自動車もこのデザインセンスを学べと言いたいくらいだ。さらに試してみてスゴいことスゴいこと。まあこればっかりは使ってみないと伝えようがないので使ってみたらいいんじゃないかな。
 そんでこのTENGAをいじってみて思ったのは、経産省はこのTENGAをプッシュしてもっと世界に売ったらいいんじゃないかと思った。もう車じゃ売れないし、成長産業としては限界だけど、TENGAはまだまだ世界的にも成長出来るし、この中毒性と品質の高さは日本の技術とこだわりの良いところを詰め込んでいる。さらに快楽を目的とした商品のために中国辺りの安物偽物ではTENGAには勝てないだろう。さらにこの産業の需要は底が知れないほど潜在的にある。しかも男が産まれる限りこの需要は尽きることがないだろう。例えデフレだとか経済的な環境によって色んな物の需要が減退してもこのTENGAを取り巻く需要は衰えることはない。
 さらに新興国などが成熟していくと売春規制も強化されていくだろう。そうなった場合TENGAにとっては売春規制はまさに追い風。強くなればなるほどTENGAは売れるわけだ。こうした人の欲を付いた商品と言えば酒やタバコ、博打が盛り上がってた頃の未開封のトランプ(昔はこれで任天堂は儲けていた)などそういった商品があるが、今まさに日本で新しい欲を満たす商品が生まれたわけだ。ウマく育て上げればタバコ産業のような巨大産業になり得るわけで、そんな巨大産業が日本から始まったとなればまさに日本が潤うわけだ。だからこそ、経産省はトンチンカンな産業を守ろうとするくらいなら、TENGAを世界で広がるように働きかけるべきだ。車が売れたようにTENGAが売れ、タバコや酒と並ぶ産業になったとしたらどんなにスゴいことか。これに気付かないから日本の官僚はどうしようもない。外国がこれはスゴいと認めないと気付かないんだからどうしようもない。

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黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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