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映画カイジ2面白い!

朝刊
11 /08 2011
『カイジ2』爆笑舞台挨拶で吉高由里子が生瀬勝久に失言!?
 カイジ2面白すぎると思ったら、原作者の福本さんが脚本担当してたのか。なるほど。原作ありきの映画の場合、原作があるがゆえに原作から離れる事が出来ない。その為に原作ファンからは知ってる筋を端折ってなぞってるように見えるし、ファンでない人には駆け込みすぎで何が起きてるのか中途半端だったりする。それが今作は前作のカイジで大分原作と離れてしまった設定を逆に肉付けしている為に原作知ってる人には知らない話で新鮮だし、映画カイジ1で変わってしまった設定が逆に活きていて面白い。石田のおっさんの娘など前作から出てきたオリジナルキャラが今作では活躍してたり、原作では退場して出てこない利根川が信頼できる仲間として出てくる。漫画の利根川ではそういう役割をする外見ではなかったが、元好敵手で仲間という役割をやらせたら天下一品の香川さんが演じてるから、魅力的な映画オリジナル利根川になってる。
 これだけ自由に設定をいじってしかも魅力的に描くとはスゴいなと思ったら、案の定原作者が脚本を担当してるわけだ。それなら自由にキャラを作り直したりすることも出来るし、映画オリジナルゲームも魅力的で面白かった。特に石田のおっさんの過去の話とか、それを見てた娘の心の屈折なども本当に良かった。特にこの娘が物語の中では一貫してるところとかさすが福本さんだ。娘のキャラは福本さんじゃないともっといい加減な感じになっただろう。
 映画カイジで特に好きなのは主人公の藤原竜也さんの演技だ。漫画カイジのカイジとは違うと言う意見もあるだろうが、あのクズな若者演技は本当に絶品でまるで昔の自分を見るかのような見苦しさとか本当に素晴らしい。あとあの映画カイジのファッションも見事に負け組若者ファッションでそれがたまらない。あと藤原さんのカイジ内でのビールを飲む演技は本当にうまそうだし、漫画カイジの台詞っぽい「悪魔的にうめぇ」の悪魔的とか使っちゃうのは変な口癖のあるイタい若者の口癖っぽくていい。あと敵である一条も地下労働から鉄骨渡りで生還した過去があるという新設定とかナイス。演じてるのが伊勢谷さんなのもグッド。
 まあとにかく映画カイジ2は面白かったけど、この映画はまさしく2であり、原作を知ってるからというレベルで観るのは危険だ。原作ではなくて映画カイジの線を見事に回収しまくってる完成度の高い2であるので映画カイジ1を観てから観ることをお勧めする。しかし、もうこの映画カイジはオリジナル物語と言ってもいいくらいの展開になってるのだから、原作の方もゲームネタが尽きてきてるから、もう映画カイジは原作と離れて続編を作って欲しい。一作目の女遠藤や二作目でオリジナルキャラとして作り直された利根川、完全にオリジナルキャラの石田の娘、地下に落とされた一条など本当に魅力的なキャラが溢れてるんだから、これらのキャラを活かした続編の3を作って欲しいものだ。当然脚本に福本さんとオリジナルゲームを盛り込んで、藤原さんのカイジは悪魔的なビールを飲む。
 本当に今作の出来はいいのだが、どうしても最後には役者は揃った感が強いために、この流れをここで止めてしまうのはもったいない。すぐに続編を作って欲しいくらいだ。本当に面白かった。

気になる株価材料
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黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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