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大王製紙の創業家支配は頭が良いな。さすが

朝刊
11 /01 2011
 大王製紙の事が盛り上がってるけど、大王製紙が未だに創業家の支配力が強いことが気になってた。そんなに表向き大株主っぽいのが見えないからだ。この3%くらいの大株主が並んでる企業にどうして創業家が強いのか。その答えをワイドショーが放送していた。普段から下らない事をやっていてもたまに為になる事をやるからワイドショーは侮れない。
 大王製紙は子会社が大王製紙の株を握ってるが、その大王製紙子会社を支配できる株を創業家が握ってるという構図らしい。要するに創業家は大王製紙の株を直接握るのではなく、大王製紙の株を持ってる子会社の株を支配してるわけだ。これだと完全に大王製紙の支配する為に必要な株は51%だとすると、合わせて51%株を持ってる子会社の株をそれぞれ51%握っていれば東証一部の大企業を完全に支配でき、表向き大王製紙に大きすぎる株主もいないので問題無く取引が行われる。大王製紙の株価は創業家支配されてる企業だと思わずに上下しながらも創業家は大王製紙を支配下に置けることになる。さらに今回の大王製紙の事件は大王製紙会長へ子会社からの送金が貸した金が問題だったわけだけど、この大王製紙の支配の構図から見ると、創業家は大王製紙の支配よりもこの子会社の株を直接握ってる分、逆らえないのは当然と言える。要するに子会社は大王製紙の会長へ金を貸したと言うよりも自分の会社の大株主へお金を貸したという方が正しいように思える。
 さらにこの株を持ってる子会社支配の構図は51%の株を握ってる子会社の株を51%握ることによって、大王製紙の株を51%握ってるのと同じ力が発生するが、創業家が投資してる資産は大王製紙の株を51%握るよりも遥かに少ない額で支配できるわけだ。単純計算で大王製紙の時価総額の四分の一で済むわけで、子会社は非上場企業であればもっと安い額で大王製紙を完全支配できるわけだ。
 創業家による東証一部企業の支配と言えば、堤家の西武鉄道支配もあったが、あっちはコクドという大株主企業の存在があったわけだけど、そういったコクドのような企業を作らなくても支配できるようにしてある大王製紙は本当に良くできてると思った。
 こんな支配の仕方があったとは久しぶりに勉強になった事件だった。

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黒崎銀二

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