2ntブログ

スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クローズZERO2観たの風景

朝刊
10 /17 2011
信子「中古で安かったから衝動買いしちゃったクローズZERO2だけど、改めて見ると結構スゴいね」
益利「ケンカのシーンとかか?確かにスゴいな」
信子「あー、違う違う。あたしらの若い頃はこんな環境もありそうだったけど、今こういった高校対高校みたいな対立とかってありえなくない?」
益利「言われてみれば確かにな。校内暴力の時代やその残り香のあった時代の空気だよな。今高校の不良同士がぶつかり合うってイメージ沸かないよな」
信子「さらにこれをアメリカのハイスクールで成り立つか想像するとちょっと面白いの」
益利「アメリカのハイスクールでこんな対立とか確かにイメージ沸かないな。無理矢理想像すると変な絵が浮かぶ。ケンカよりもアメフトで戦ってそうなイメージだしな、チアリーダー奪い合って」
信子「本当よね。実際のところはどうだか知らないけど、アメリカのティーンって女の子絡みで争いそうだけど、このクローズみたいな意地とかで争うイメージ無いじゃない?なんだろうね、この違いは。男子校文化がインフレで加熱されるとこうなっちゃうのかな」
益利「鈴蘭の頭になるとか鳳仙と休戦協定とかなんの利益もないのに争ってるしなぁ。なんだろ、この空気って理解は出来るんだけど、改めて考えてみると意味不明だな。なんだったんだろ。昔の不良文化って」
信子「タバコ吸って、学校はボロボロでスプレーで落書きばっかで学生同士はケンカばっかり。誰得なのよ。でも意味が無いけど、この無駄な意地が妙にカッコいいのよねぇ。なんでカッコいいのかしら」
益利「結局のところ意味不明なのにかっこ悪かったらなおさらやる必要ないしなぁ。まあでもこういう乱戦って見てるとどこか血が沸くよ。このケンカに勝ったからと言ってなにも得る物はないんだけど」
信子「結局のところあたしが考えるにこの不良ケンカ文化は戦国時代ごっこなんじゃないかと思う。きっとこれは日本人の戦国時代からの血なのよ。要するに侍の名残なんじゃないかと思う。高校生がやってると思うと意味不明だけど、これを戦国時代物として見ると結構しっくりくるのよね。ただ絶対にアメリカ人にはこれは理解出来ないんじゃないかとは思う。彼らの歴史にいくつもの国が乱戦になった時代が無いもの。せいぜい南北に分かれたくらいで。あの戦国乱世の遺伝子がこういった闘いに熱くさせるんじゃないかと思う。まあ思いつきだけど」
益利「あー戦国乱世かぁ。確かにああいうノリの楽しさというか熱さだよな。高校不良文化って。なんの利益も無いし、やる必要なんかまるでない。どこの高校がどこの高校に勝ったの負けたのって本当になんの意味もないけど、その闘いの中で生じるかっこよさみたいなものは確かに理解出来るというか感じる事は出来る。あの争いの中にどこか戦国乱世を重ねて見てたってのもわかる気がするな」
信子「この主人公が一人で敵の高校に乗り込んだりとかってまさに単騎駆けだし、突っ張ったことを言うのもカブキ者っぽいし。これからはもうこんな不良高校物語は無くなるだろうけど、これはこれの意味のわからない筋が通っていて、未来の日本人が後で見返した時に良くわからないけど、どこかカッコいいと感じて貰えたら良いんじゃないかと思う。つーかこういった不良文化もそのうち骨董品ねぇ。日本の高校も個人主義が強くなって来たら、こんな高校の名前を看板に背負うとか無くなるだろうし」
益利「あえてこれをアメリカでリメイクして欲しいなぁ。かなり笑えるぞ」
信子「それこそアメリカ人には理解出来ないでしょうけど、アメリカのハイスクールの生徒が自分の高校の名前の看板背負って他校に乗り込んだりとか!想像するだけで大受けだわ」
益利「アメリカ人が『俺たちはカラス、負けっ放しじゃ終わらねぇ』とか!聞いてみてぇ!」
信子「あはははは!見たい見たい!こっちは刃物は卑怯ってルールだけど、アメリカじゃガンは卑怯ってルールになるわね!」
益利「いや逆にあの国の文化はカウボーイだから、銃撃戦じゃないか?タイマンは早撃ちとか」
信子「あはははは!屋上でハイスクールの頭同士が早撃ち対決!それはそれで面白いけど、ガンは決着があっさり過ぎるから、ケンカ的な盛り上がりが無いのよねぇ」
益利「アメリカハイスクールでクローズゼロリメイクして欲しいな。絶対に面白いって」
信子「ガクランは着て欲しいわ。アメリカでタンランブームとか!」
益利「ははははは!見たい見たい!」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
投資法は現物買い推奨
投資による損失は自己責任でお願いします。
福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
紹介・リンクフリー
kurokei-bana-