WBSのトレタマの無いはずの板が見える筒の技術だけど、使い道の中で計量カップを思いつかないことに驚いた。あれなら真っ先に計量容器に使うべきだろうと思うんだけど。
　まあ、そんなわけで今日本を賑わせる話題は原油高よりもカンニングというトンチンカンさ。今回のカンニングで問題なのは大学側がバカでネットカンニング対応しなかったというだけなのに、まるで銀行強盗を追うかのような大騒ぎでどうなのよ？と思う。はっきり言えば大学が自分のバカを棚に上げて、ガキに責任を全部おっかぶせようとしてるってのがねぇ。一応日本でもトップの大学のはずなのにね。今まで日本のトップクラスの大学って二流かと思ってたら三流だったっていうね。一流大学は国際教養大学だけであとは三流以下なのか日本の大学って。
　しかも見た？今回のガキのネットカンニングに日本中の大学のハゲと白髪が集まって無駄な会議してやんの。もうあれだね、アナログ世代は管理職から全員引退しないと日本は先に行かないな。ネットがわからない人が権威を持ってるからめんどくさいんだよ。そもそも若い准教授クラスなら誰もがネットカンニングの対策については意識してたはず。でもあのアナログ脳のハゲと白髪が聞こうともしなかったんだろう？青二才の准教授とかの話。その奢りが今回のガキに出し抜かれて大学の格付けを暴落させるに至ったわけだ。
　まあ個人的にカンニングについては良いも悪いも思わない。そもそもクイズ形式の試験に価値を見いだしてないし。クロスワードパズルを自力で解こうか辞書を使って解こうが何とも感じない感じ。あと試験というのも一種のゲームである以上、解答の辿り着くルートはいくつもあるわけで、その中にストイックに自分の暗記しただけの知識で挑むか、試験を行っている人が思いもつかない方法で解答に辿り着くか、それが試験なのではないかと思う。
　例えるなら漫画のハンター×ハンターのハンター試験のように問われたことよりも深い答えを出すことが重要だったりとか。ルール内であればどんな手段であっても答えに辿り着けばいいとか。そういったイレギュラーな手段に対しての寛容さというか評価する風潮がこれからの日本には必要な気がする。というか、企業は就職採用の時はそんな人物を欲しいとかぬけぬけと言ってるわけだ。そういう意味では試験のルールはカンニングが認められてない以上カンニングを試験中に見破られたらその学生の負けであるが、試験時間後にカンニングの後を見つけた場合は、学校側の負けのような気がする。試験は試験の出し手と受け手の戦いのわけだし。それに企業は良く言う真面目にテストを受けてしまうような人間を要らないような事を就職の時に言うわけだし、そういった意味では今回のネットカンニングはそんな企業が求める人物だろうと思える。つーかこんなのネット対策をしない学校がただただバカで、対策をとってればこんなガキがこんな大騒ぎになるカンニングが出来なかったわけだし、そういったガキの発想を先回りして潰してこそ「この大学すげー」と受験生に思われるわけだ。それが自分達のマヌケさを見なかったことにして社会もろくに出てないガキに責任を被せようとする大人げない自称日本の一流大学共。なんだかなぁ。
　あと今回の件と前の相撲の八百長の時にも気になったのが「真面目な人がバカを見ないようにして欲しい」とぬけぬけと言ってる人がいる点だ。
　学校を出て色々な会社や働く人を見てきたが、一つ言える事がある。真面目な人ほど安い賃金で多い労働をさせられているのが日本の社会だ。というか、もっと言えば学校で教えている真面目さというのは自分で考えて行動せず、上から言われた事にただただ従順に従うという意味だ。そして、学校で一生懸命教えてくれてるお陰で日本人はみんな真面目というと従順な機械になり、イレギュラーな行動をすることに臆病になる事だ。真面目という言葉の裏に没個性という物が見え隠れすることに気付くだろう。
　真面目だからこそ、相撲で言えば親方の言う事を聞いて八百長をしたのかも知れないし、そんな相撲社会においてはむしろ八百長をしない方が不真面目な奴という事になる。あと真面目に上司の命令を聞きまくったばかりに精神的なストレスで精神的に病んだりとかするわけだ。さらに就職では外国人留学生は「社長になるつもりです」と言う事に日本人社員もこうあって欲しいと言うが、日本の真面目さというのはそう言った事を上司に言わないのが真面目さの美徳で、学生時代に担任とケンカしたことのない真面目な学生がそんなこと言えるわけがない。その点、僕は高校の頃は担任とケンカばかりしていて上司にもくってかかれる根性はあるが、決してそれは真面目とは真逆の性格と言える。こんな根性を認めてくれる社会であるなら、僕はきっとサラリーマンやってただろうな。
　そんなわけで「真面目な人がバカを見てはいけない」という言葉を良く考えもせずに、世界の真理のよう口に出る人間は信用に価しないと決めている。よく考えれば、周りを見回せば真面目な人ほどキツい状況に置かれ、追い詰められているではないか。日本語の真面目さというのは従順さや上司の予想外の行動をとらないというまさにロボット人間に贈られる言葉ではないか。真面目ゆえに話してもつまらなかったり、趣味もなかったり、そういったストイックさが真面目と思い込んでたり。真面目な奴を思い浮かべてみればいい。つまらない奴だろう？自分の個性の殺し、人の望む要望だけをこなしていく姿勢とでも言うのか。
　しかし、そんなロボット人間への褒め言葉的な真面目さというのは高度経済成長期には単純作業を２４時間続ける事が日本の仕事だから、そんな真面目さを評価するのは正しかったわけだ。個性や新しいアイデアなんていらない。とにかく山のような受注をこなすためのロボットが欲しかったからだ。しかし、時代は変わり、今やそんなロボット作業員が必要なのは新興国に移っている。今日本にとって必要なのは今までとは違った考え方をする人材だ。どういう人かと言えば、昔で言う不真面目な人間だろう。特に仕事はアウトソーシングが主流になってきている時代だ。今回のカンニングなどはまさに解答のアウトソーシングなわけで、しかもネットでオープン化して、フリーを利用して解答して貰っている。今時の起業であれば正しい発想だろう。今時の若い経営者の考え方だ。問題はカンニングをしたという所ではあるが、企業や投資家が欲しがっている人材とはまさにこういった人材だろう。では逆にカンニングをせずに真面目に試験を受けた学生はさて、どんなオリジナリティがあるのか。きっと彼らは大学に合格しても四年後の就職活動においては没個性のために就職を勝ち取れるかどうかも怪しい。
　まあはっきり言って日本の受験ってクイズ大会に参加してるようで興ざめしてたわけで、よくあんなクイズマニアみたいな事を18歳まで飽きずにやれると思うよ。そして、あのクイズ大会で選ばれた人材は優秀なのか、企業が欲しがる人材なのか、日本を代表する企業を興すほどの人材なのか。
　いや、あのクイズ大会的な人間評価の仕方は経済活動に参加してない為に実力がはっきりしない公務員のための仕方である。いくらの仕事をとってきたとかいくら稼いだとかそういった数字がない為に公務員はクイズ大会で実力を決めざるをえないわけだ。だから、学校でテスト漬けにされると言う事は公務員の価値観を植え付けられていって、高校大学と試験と長いこと付き合っていくと公務員脳に洗脳されていく。どういう事かと言う人の実力を測るのに筆記テストで決めようとしてしまうわけだ。しかも穴埋め問題的なクイズ形式の。
　まあ、ようするに頭が良くなくてはならない一流とされる大学がガキに出し抜かれてバカ曝したというだけのネットカンニング事件だった。ただこれから日本が成長していく為にはこういった既存の組織を出し抜く発想と度胸を持った奴が必要だが、相変わらず日本はそういった人材をまるで評価しないところは見事な文科省の洗脳は鉄壁だなと。
　でもさ、京大でもネット対策してないのは結構衝撃だった。そこまでバカだったなんて。もっとさ、京大の頭脳を使ってどんなカンニングも想定してあって、それを出し抜けるほどの人がいれば合格させるくらいの気持ちが欲しいよね。大学から知能をとったら何も無いんだから、鉄壁なカンニング対策を講じておいて、カンニングもどうぞ。でも現行犯は即失格的なルールを強気に作っておいて欲しいな。

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